ブックマーク / d.hatena.ne.jp/tatsu2 (71)

  • ぶっきらぼうな「ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.1 」 - subculic

    ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.1 株式会社アクタス 水島努 学研パブリッシング 2014-06-24 by G-Tools商品化されるアニメの絵コンテ集はきれいに清書されているものが多いが、「ガールズ&パンツァー絵コンテ集 Vol.1」は一味ちがった。水島努監督を筆頭に、絵コンテマンの考え方をストレートに味わえる“ラフ”なコンテ集だ(来ラフ絵で当たり前)。忌憚のない感想として「水島努監督、結構テキトーな絵(ワタナベシンイチさんのコンテをめくった大地さん風)でコンテ描くんだ!」と思った。以前、絵心に触れている記事を読んだ覚えがあったのだけど、絵をみるのは初めて。水島 うーん、基的に僕は画が描けないんです。画が描けない人が、アニメ業界で俺様モードという事はないだろう、というのがあるんですよ。これは心からそう思うんですよね(笑)。シンエイでは、制作の人よりも描けなかったんですよ。会

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  • P.A.WORKSの紙袋 - subculic

    hidamalar
    hidamalar 2014/05/21
  • 敢えてアニメ「DVD」を購入するシンプルなワケ - subculic

    雑記アニメソフトも今やBlu-ray Disc全盛。BD/DVDの同時発売は定番だが、販売数をみるとBDがDVDを上回るタイトルが大半。BD再生環境がアニメ視聴者にも広く普及しているのだと思う。かくいう自分も環境を整えているのだけど、最近は一周し敢えてDVDを選択、購入している。理由はシンプルで、PC上でソフトを再生したい。そしてコマ送りをしたい。画像保存を行いたい。「PC上」という括りの中ではDVDの方が遥かに豊富な選択肢がある。要となる再生アプリケーションが数え切れないほど存在し、好みのソフトを選べる。BDはWinDVD、PowerDVDの2つに絞られやすく、権利の関係でガチガチである。多機能な製品版にアップグレード可能ではあるし、コマ送りや画像保存も一応可能だが、ちと重い。その点DVDは安心出来る。定番のGOM PlayerやVLCメディアプレイヤーで再生してもいいが、個人的に愛用

  • フェティッシュ? うっせえ! 「たまこラブストーリー」 - subculic

    『たまこラブストーリー』は不思議な映画だ。物語の着地点を探る作品ではなく、「山田尚子監督の映画観」を体験するものなんだなと思った。まるでたまこともち蔵の恋の行方をカメラマン・山田尚子が撮りためていたかのよう。豊富なレンズバリエーションとフィルターの数々は、さながら実写の撮影監督。デラ・モチマッヅィが編にほとんど登場しないのも頷ける。アニメ的なリアクション芸(オバケ・ノバシ・ツブシ)はあれど、デラの放つ「アニメアニメした存在感」を今回用意されたレンズで撮ってしまうと、おそらく“崩れて”しまうだろう。たとえばもち蔵を追いかけ、走るたまこの側にデラが飛んでいたら、レンズ選択の基準は「アニメ」になる。デラの出番を同時上映の『南の島のデラちゃん』にまとめたのはそういうことだ。アニメなのに、カメラ意識や演出は実写的。でもちゃんとアニメで映画になっている。それってどういうこと? 「不思議な映画」と書い

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    hidamalar 2014/05/07
    デラがいなくなって大人不在のまま青春映画をやり切っちゃったから見ていて恥ずかしい恥ずかしい。
  • 「BEST EPISODES OF 攻殻機動隊S.A.C. THE DIRECTOR’S CHOICE」メモ - subculic

    3月29日に開催された「新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol.53 BEST EPISODES OF 攻殻機動隊S.A.C. THE DIRECTOR’S CHOICE」に参加した際のメモを拾ってレポートを。トークショーに登壇されたのは神山健治監督と小黒祐一郎さん。箇条書きで抜粋。セレクション基準は思い入れの強い話数。2話「暴走の証明」は小黒さんの希望だったが、はじめから入れるつもりでいた。「亜成虫の森で」は笑い男編ではないような見せ方で、何故この話数が“青”(サブタイトルの背景色)なのだと思わせておいて、後から見ると分かる作り。プロットでは各話完結だったが、みんなをびっくりさせたい。最初のお客さんであるスタッフも驚かせたいと思った。「草迷宮」のプロットは二行。大松君が「素子の思い出みたいな話が書きたい」といい、一行だけ引っ掛かるところがあった。最終的には相当直したが、彼のやりたいと

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  • アニメーター・いのまたむつみと「アニメがお仕事!」 - subculic

    いのまたむつみさんがアニメーターを続けていたら……『シティーハンター』を観ていて、ふと思った。以前は『プラレス3四郎』や『BIRTH』などで活躍し、当時珍しい金田調の女性アニメーターとして名を馳せていた、と聴いたことがある人も多いのではないだろうか。『シティーハンター』では各話作画監督のローテーションを任されている。北原健雄さんが総作画監督(80年代で総作監制だったのだ!)に入っているが、当該話数は「いのまた画」が前面に出ているし、金田さんのロリータ系美少女を受け継いだ上で、安彦調を汲む神村幸子さんのキャラクターデザインと交差する貴重な瞬間だった。(画像は41話「冴子の妹は女探偵? 前編 翔んだ女の大胆秘密」より)瞳を強調し、女性の骨格はスレンダーに男性は筋骨的に。今の絵柄に通じる完成形はおそらく1986年の劇場公開作品『ウインダリア』頃だろうと思われる。『テイルズ』シリーズのデザインと比

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  • オールナイトイベント カードキャプターさくら 「さくらと夜の上映会」簡易レポート - subculic

    新文芸坐×アニメスタイル レリーズ! カードキャプターさくら「さくらと夜の上映会」に参加。トークショーには浅香守生監督と丹下桜さんが登壇し、いつも通り小黒祐一郎さんが司会進行として。女性参加者の比率が高く、普段のアニメスタイルイベントとは違った空気。香港へ舞台探訪したファンの方が質問する一幕もあり、濃いオーラを醸すイベントだった。まずは丹下桜さんに関連したものを箇条書きで。ずっと原作のファンだった。CLAMP商業デビューとなる『聖伝-RG VEDA-』や『東京バビロン』から読んでいる同じ「さくら」という名前から、是非オーディションを受けたかったさくらはとっておきの声で演じる。「女性が電話で話す特別な声」全国民の妹みたいな気持ちで、ハードルを高く設定していた大人の目線でみると「アレ、これって……(兄と雪兎など)」という設定もあるが、「優しさの魔法」緒方恵美さんの役の入り方が凄かった。(ストー

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  • 今、書いておきたい「のだめカンタービレ」11話のこと - subculic

    世の中にはタイミングという奴があるけれど、ソチ五輪女子フィギュアスケートシングルフリーで感動的な滑りをみせてもらった今、書いておきたいエントリー。事の起こりは少々時間を遡る。昨年の夏頃だっただろうか、ノイタミナの作品を再観していた時期があった。黎明期の作品群から追っていたのだが、そこで衝撃的な挿話に出会ってしまった。■『のだめカンタービレ』 第11話「ピアノ」脚/金春智子 絵コンテ・演出/鈴木洋平 作画監督/川田剛 総作画監督/都築裕佳子数日後、日を去ってしまうシュトレーゼマンに最高の演奏で応える千秋と、物の「巨匠」が舞台へ上がる『のだめ』最初のオケ回だ。そう、ここで演奏される楽曲が「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 ハ短調 Op.18」。浅田真央のフリープログラム使用楽曲である(以前から使われていたけれど)。あのスケーティングは観る者を虜にする神が宿っていたが、この回にも宿っている

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  • アニメ「カードキャプターさくら」ベストエピソード10選+1 - subculic

    アニメスタイルから関連書籍が発売されたこともあり、もう一度観直しておきたかったアニメ『カードキャプターさくら』。懐かしく視聴していたところ、そのアベレージの高さゆえ「私的なベストセレクションを作るなら」という一応の選考基準を設け、全70話の中から10選んでみたくなった。記事を書く機会がなかったタイトルなので、タイミングも丁度良かったのです。当時を振り返りながら読んで貰えれば幸い。カードキャプターさくら Blu-ray BOX1 (初回限定生産) by G-Tools ■第1話「さくらと不思議な魔法の」脚/大川七瀬 絵コンテ・演出/浅香守生 作画監督/高橋久美子長期シリーズとなる作の「マスター」。柔らかいデフォルメと優しい世界観を訴えるフィルムの手触り。ちょっとおかしな人間関係をチラリ。日常生活の中で不思議と出会い、魔法少女の誕生、そしてクロウカードバトル。後続作品の「影響元」として

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    hidamalar
    hidamalar 2014/02/09
    当時小学生だったかな。テレビに齧りついて夢中になってみてた記憶がある。あの頃は監督の名前も見てなかったけど、今みるとすごいな。今もう一度見たい気もするけど、思い出のままにしておきたい気もする
  • 契約者は煙草を吸わない〜「世界征服〜謀略のズヴィズダー〜」3話 - subculic

    何だか80〜90年代のOVAを観ているのかと錯覚する、懐かしい気分になってしまった。中毒を聖書になぞらえて語った『機動警察パトレイバー』の押井守脚回を思い出すブラック・コメディ。ユーモアたっぷりに「喫煙」する毒っ気は、さすが『最臭兵器』を監督した人間だと頷いてしまう。些細なことから、結果的に大規模な騒動に発展する押井守や大友克洋作品特有の「巻き込まれ感」が似ているのかもしれない。MEMORIES High Spec Edition [Blu-ray] by G-Tools『世界征服〜謀略のズヴィズダー〜』に至る以前、岡村天斎監督作品でタバコと言えば、MI6の凄腕エージェント・ノーベンバー11を置いて他にない。契約対価は「喫煙」だが、神経質なまでの嫌煙家という取り合わせは奇妙、しかし己の生き様を全うする『DARKER THAN BLACK』屈指の伊達男だった。企画書段階から死に方が決まっ

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  • 2013年に観たアニメ作品を振り返って - subculic

    明けて次々と新番組が始まっていますが、2013年を振り返るエントリー。話数別で最も印象に残っているエピソードは、『ガールズ&パンツァー』第12話「あとには退けない戦いです!」だろうか。王道の正中を行くストーリーに感激し、熱量に圧倒される最も正直な「廃校メソッド」の解決法。3DCGによる戦車描写で作品を支えたグラフィニカの仕事ぶりは何度観ても痺れる。無理だと言われてきた履帯作画の限界を3DCGで突破するなど、技術の進歩と専門家的なスタッフ配置が光った作品を締めるに相応しい、出色の最終回だった。主に試合(戦車)担当だったローテ演出の小林敦さんは水島努監督のもと、『げんしけん 二代目』でも活躍。絵コンテ/演出を担当した第11話「いい最終回だった」は斑目の告白回で、繊細な間芝居に拍手。斑目の独白と会話の「間」がすべて、と書いても過言ではない重要なエピソードだけあって、編集のグルーヴ感が抜群だった。

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  • ときめきのスタジオZ5、アニメ「ふしぎ遊戯」 - subculic

    90年代の異世界ファンタジー、あるいは異能バトルと呼ばれるジャンルに多大な影響を受けた世代なのだけれど、その中のひとつに『ふしぎ遊戯』がある。額に浮かび上がる鬼の字は少年心をくすぐる格好良さがあったし、妙にエロティックな描写に釘付け。そんなアニメ『ふしぎ遊戯』を1995年の放映以来、久々に視聴したところ、貪欲に引き込んでいく展開といい、主人公・美朱の親友である郷唯の激しい愛憎劇に今もって目が離せない。一大ブームを作った面白さは健在だった。当時は気にしていなかったスタッフに目を配れるのも発見で、亀垣一監督、キャラクターデザイン/作画監督の橋秀之さんらを筆頭にスタジオZ5が勢揃い。金田伊功その人の参加から、鍋島修、山下将仁、渡部圭祐といった流れを組むフォロワーが名を連ね、コンテ/演出/原画と何でもござれの西澤晋さんが八面六臂の大活躍。最近はP.A.WORKS作品によく参加されている芝美奈子

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    hidamalar 2013/10/17
  • 未来視論 - subculic

    ノベル, アニメーション「未来視」の話をしよう。読んで字の如く、未来を視る能力。予言者と呼ばれたりもする。実際に予知夢をみたりする人もいるらしいけれど、生憎とそんな夢にはお目にかかったことがない。起き得る可能性を夢にして分岐路にしているとしたら、何だかパラレルワールドが近くに存在するみたいで不思議だ。まあ、不吉な未来を暗示しているとか聞いたりもするし、見てから考えよう。予知夢体験はまだだけれど、未来を視るフィクションの物語はいくつか知っている。今回はその中から『空の境界 未来福音』と『戦う司書 The Book of Bantorra』を取り上げて話を進めていきたい。「未来視」を定義した物語と、死後“”となって人生を追体験する物語、このふたつの物語は自分にとってのマイルストーンだ。未来視にまつわる夢見がちな話に、しばしお付き合い頂ければと思う。空の境界 未来福音 (星海社文庫)作者: 奈

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    hidamalar 2013/09/30
    未来というものは過去から考えれば不思議なもんなんだろう。のき記事にたどり着いたのも偶然だが、このタイミングでたどり着いたのは必然的なものに思えるし、先のことは見通せないものだな
  • ヴァニラウェア・ディーラー 三予商会 - subculic

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    hidamalar 2013/08/07
  • たとえば、柊かがみが「Free!」をみたら - subculic

    前置きとして。『らき☆すた』に登場する柊かがみは、読書好きでライトノベルも嗜むキャラクターだった。各話脚に賀東招二が参加し、かがみの愛読書にもなっていた『フルメタル・パニック!』ネタ満載で進められたテレビアニメ版。その中に危うくかがみが道を踏み外しそうになった回がある。第12話「お祭りへいこう」脚・賀東招二。コミックマーケット回、と言えば覚えている人も多いだろう。こなたに頼まれたサークルを回っている途中、かがみは宗介とガウルンの女性向け同人誌をみつけ、興味を惹かれ手にとってしまう。しかし、刺激の強さから赤面し買わずに去っていく姿は微笑ましく、脚を原作者が担当するというメタフィクショナルな構造がミソだった。二次創作ではあるが、女性向けへの視点が公式に発信された瞬間でもあり、企業ブースの商品になっていた『涼宮ハルヒの憂』キョン、宗介のテレカが実際にアニメイトで販売されるおまけ付き。『涼

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    hidamalar 2013/07/19
  • 「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の傾きと重心 - subculic

    雪ノ下雪乃に戦場ヶ原ひたぎ的「シャフ度」をさせるパロディ、中野英明演出回はアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』にあって異色の話数だった。『波打ち際のむろみさん』の担当話数でも『化物語』を意識したと思われる新房昭之へのオマージュを捧げていたが、パロディシャフ度は今後増えるかもしれない。油断のならない人である。ところで、シャフ度は重心の傾きに着目したポージングだ。関連 : 「魔法少女まどか☆マギカ」の演出ガイド〜新房昭之の語った「シャフ度」普段から直立で動く方が人間にとっては不自然、何処かブレたりアンバランスになっているというポージング論の派生と言えるのだけれど、『俺ガイル』に応用しても面白い。比企谷八幡の自己犠牲を躊躇わない欺瞞的な、しかし裏側の正論をまとった「ぼっち」思考、クールにさえ見える。ただ、視聴していて感じたのは、おそらくこの世界に性悪と呼べるほどの人間はおらず、モラ

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    hidamalar 2013/06/30
    雪ノ下雪乃の重心と由比ヶ浜結衣の重心によって決定される八幡の重心はどこになるのだろうか。それとバランスブレイカー戸塚彩加との関係
  • 「言の葉の庭」が送る「秒速5センチメートル」への返信――反射する輪郭は手紙となって - subculic

    「ねえ、秒速5センチなんだって」〈『秒速』から入り、結果的に『秒速』とは違う場所に出る〉パンフレットに寄せられた言葉は説得力を帯びていた。いまや有名なフレーズとなった台詞から始まる初恋の物語は、ゆっくりと水たまりに桜の花びらが落ちて、広がる小さな波紋をさえずるように開く。映画におけるファーストカット――ラストカットと同様に大切な意味を持つ作品のキーカットだが、振り返ってみれば、新宿御苑の池に広がる雨の波紋を映すカットから始まる『言の葉の庭』は、意図的に『秒速』を反射させていたのだと気付く。ふたたび『秒速』的な世界へ回帰したと、既視感あるファーストカットの重ね方をしておきながら、タカオとユキノの「雨宿り」を最後まで見届けたとき、ああ、たしかに違う出口へ辿り着いた物語だったと切ないダイアローグが反響する。そう、「手紙」というダイアローグによって。『秒速5センチメートル』における「手紙」は断絶と

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    hidamalar 2013/06/17
    作品とのコミュニケーションの密度が高いなー
  • 「言の葉の庭」を観て――ありふれた46分間の波紋 - subculic

    たぶん、これは人生における「波紋」の物語なのだろう。『言の葉の庭』は新宿御苑の池に降る雨の波紋を映すところから始まる。美しい光の反射は新海誠監督の得意分野だが、作に置いて反射は波紋という形になり、象徴的な現象として扱われている。編でいちばん驚かされたのはクライマックス、マンションに反射する激しいの水紋だった。フローリングへ、扉へ、壁へ。水の映す場所に制限はないとでも言うかのような、水の底に沈んだイメージを「当の気持ち」がある場所へと誘い、盛り上がりをみせるドラマと重ねた演出で、ああこれは15歳という多感な少年へ、27歳という社会に出た大人の女性へ、それぞれに「波紋」をもたらす祝福された時間の映画なのだとはっきりわかった。新海誠監督のテーマは一貫している。何処か届かないものへ手を伸ばすこと、美しいものを追い続けること。連なる時間と距離。年齢という歩んだ時間の違いを距離に、恋愛の断絶感に

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    hidamalar 2013/06/06
  • 2012年テレビシリーズアニメ話数単位10選と虎王 - subculic

    アニメーション年末恒例テレビシリーズアニメの話数単位傑作10選。2012年に放送されたアニメの中から、話数単位で10作品挙げてみましょうという企画。 ■『ちはやふる』 第14話「はなよりほかにしるひともなし」脚:鈴木智 絵コンテ:川尻善昭 演出:細川ヒデキ 作画監督:山口真未 関連エントリー:「ちはやふる」14話からみる、川尻善昭の「ちはやふる」 ■『灼眼のシャナIII -Final-』 第24話「涯てより開く」脚:小林靖子 絵コンテ:渡部高志 演出:湖山禎崇/筆木筆子 作画監督:小松原聖/佐藤浩一/津幡佳明/亀谷響子/大塚舞 ■『氷菓』 第14話「ワイルド・ファイア」脚:村元克彦 絵コンテ:山田尚子 演出:山田尚子 作画監督:植野千世子関連エントリー:「氷菓」14話を観て――山田尚子のカッティング・イン・マジック ■『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』 第

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    hidamalar 2013/05/14
  • 魔性の腹筋属性 - subculic

    鍛えられた女性の腹筋が好きである、エロスを感じるというフェチは結構一般化されているのか、少し検索してやればザクザク引っ掛かる。最近のアニメでも『ヨルムンガンド』の軍人的腹筋を持つバルサ、割れた褐色腹筋を持つ『波打際のむろみさん』のリヴァイアさんなど、案外お目にかかる機会は多い。ワガママボディ、凶悪な肉体と評されたバルサは同様に鍛えてあるはずの男連中を遥かに凌駕する筋肉美で魅了していたし、リヴァイアさんに至っては腹筋をヒクヒクさせる芝居を入れたカットがあったりと、シンボルとして機能している。強靭な肉体、戦闘力の高さを記号化する腹筋描写だが、「締まった身体」に反して抜けたコミカルな性格の一面を合わせ持つようデザインされているのも見逃せない。鋭く尖った匂いを感じさせながら、緩さも同時にみせるキャラクターの相反関係が面白いのかもしれない。古くは『DiaboLiQuE -デアボリカ-』の菫青も筋肉隆

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    hidamalar 2013/05/05