定期的に目にする話題のひとつに「エンディングへの入り方がいいアニメ」「本編のラストにエンディングのイントロを被せるアニメ」というものがある。 そこで挙がっている主なアニメは『ふしぎ遊戯』『ヒカルの碁』『機動戦士ガンダムSEED』など。相当数の作品が挙げられているので詳しくは検索してもらいたいが、これらの大元は『シティーハンター』に端を発する「聖母たちのララバイ方式」と呼ばれるフォーマットのことだ。アイディアソースは「火曜サスペンス劇場」であり、そこで流れていた初代エンディングテーマ「聖母たちのララバイ」に掛けて、諏訪道彦プロデューサーが命名したもの。当時のTVアニメは本編とエンディングが切り離されている形式だったが、映画的に格好良く繋ぎたいという諏訪プロデューサーの発案により、導入された。その手法について、実は昨年刊行された「シティーハンター完全読本」収録のインタビューでこだま兼嗣監督が振