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ブックマーク / blog.a-utada.com (25)

  • グーグルが電話会社の仕事を奪うとき: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    グーグルがなぜこんなことをやっているんだろう」と思う さまざまな電話サービスをアメリカで始めている。 それらを通してみると、グーグルの次の戦略が見えてくる。 ●なぜケータイを家の中で持ち歩かなければならないの? アメリカグーグルは、「グーグル・ボイス」と名づけたおもしろいサービスを始めている。 グーグルが割り振った電話番号にかけると、自宅の電話だろうと会社の電話だろうと、あるいは携帯電話であろうと、登録している電話すべてが鳴り、受けることができるのだ。 かけてきた人によってどの電話を鳴らすかも決められる。イヤな相手はそのまま留守電にまわしたり、「この番号は使われていません」と受信を拒否してしまうこともできる。かけてくる人に応じた応答を録音しておくことも可能だ。グーグルは、迷惑電話をかけてくる人間のリストを作って、迷惑メールと同じようにシステム側で処理してしまうことも考えているらしい。

  • グーグルのすごさとその限界が見えてきた: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    歌田明弘の『地球村の事件簿』 週刊アスキー連載「仮想報道」などの原稿のアーカイヴやリンクが中心です(詳しくは「プロフィール」参照)。編集部との話し合いで、週刊アスキーの原稿は発売後、次の金曜日以降に公開することになっています。つまり、実際に書いたのは公開日の2週間ほど前です。 ●MSやアマゾンが先んじていた「ストリートビュー」 歩行者視点の街の風景を見ることができるグーグルの始めた「ストリートビュー」は、あまりにリアルに街の様子が見えてしまい、波紋を呼び、「問題シーン」だけを集めたまとめサイトまでできた。 こうしたプライバシーの問題はともかく、これを見ると、グーグルの底力を見せつけられる思いがする。「ポスト・グーグル」とか「グーグルを超える」みたいなことが言われるが、実際のところグーグルはそんなに簡単に超えられず、「グーグル王朝」の時代はまだまだ続くのかもしれない。 このような「ストリート

    hidematu
    hidematu 2008/09/08
    Googleに今後、技術進歩がないことを前提とした話か。
  • 歌田明弘の『地球村の事件簿』: CMにこれほどイライラさせられているのは日本人だけ?

    テレビCMにイライラさせられているのは どこの国でも同じと思いがちだが、 そんなことはない、 という興味深い研究レポートが出ている。 ●日テレビの非常識 テレビCMにイライラさせられるのはなぜかって? テレビCMっていうのはそういうものなんだよ。タダで見るんだから、多少イライラさせられたって仕方がないだろ‥‥。そんな「良識派」のあなたは、今回の原稿をぜひ読んでほしい。テレビCMを見なきゃならないのはほかの国でも同じだが、海外の人びとは、日の視聴者ほどにはCMでイライラさせられてはいないようなのだ。 このところ広告について、あれこれ資料を読んでいる。そうして読んだ一冊に興味深い研究レポートがあった。われわれの「テレビCMの常識」を覆すもので、研究書のなかだけにとどめておくのはもったいない。今回はそれを紹介しよう。 「番組内CM提示のタイミングが視聴者の態度に及ぼす影響」という堅いタイト

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    hidematu 2007/09/14
    盛り上がりでCMを入れるのは日本ぐらい。米国やフランスではそういったCMは規制されている。
  • 地方は、チャンネル数が少なくて当たり前なのか?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    地デジのネット再送信の準備が進んでいるが、 セットトップボックスを使い、県域単位になる。 こういうやり方でいいのだろうか。 ●テレビが全国放送できないわけ テレビを見ている側から言えば、番組が電波で届こうがネットで送られてこようが、コンテンツが同じであればどうでもいいことだろう。しかし、地上 波の放送をネットで流すことは、実質的にかなり大きなインパクトがある。それが起爆剤になり、テレビがネット端末になる動きが加速されるからだ。 地上波の放送をネットで流すことをIP再送信というが、NTTは今年の初めに地上デジタルのIP再送信の実験を開始した。 地上波の放送は県域単位で行なわれているが、チャンネル数が少ない地方も多く、都会との格差は大きい。地方の視聴者は、地元で流れないキー局の番組も見たいだろう。地上波のテレビは基的な放送であり、格差是正というならば、来、これを解消する必要がある。 ネット

  • 困りもののデジタル放送: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    11年のデジタル放送への移行という国家目標のもと、 あまり大っぴらには語られないものの、 デジタル放送にはいくつも困った点がある。 ●画面が小さくなるデジタルテレビ デジタル放送というのは、どうもあつかいづらい。デジタル放送を見ることができる環境にはしたものの、結局、アナログ放送をアナログのテレビで見たり録画したりしていることも多い。 ハードディスク・レコーダーがほしかったので、それを買うときにデジタルチューナー付きのにしたのが、デジタル放送とのつきあいの始まりだった。買ってすぐ、デジタル放送を、古いアナログ・テレビで見るのは最悪の取り合わせだということがわかった。 地上アナログのテレビ放送は、縦横比4:3の画面なのにたいし、地上デジタル放送は縦横比16:9。ワイド画面でないアナログ・テレビで見ると画面のサイ ズがあわず、上下に何も表示されない黒い帯が入ってレターボックスと呼ばれる状態にな

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    hidematu 2007/04/17
  • わかっているようでわからないひろゆきの謎: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    2ちゃんねる閉鎖か、という話がかけめぐっている。 ほんとうに閉鎖されるかどうかはともかく、管理人の ひろゆきが危ない綱渡りをしているのは確かだろう。 ●巧妙な仕掛けと大胆不敵な対応 2ちゃんねるで誹謗中傷された男性が、書きこみをした人についての情報開示を請求した。管理人の西村博之氏(通称ひろゆき)は裁判に応じず、昨年 9月に開示を命じる仮処分が出た。それにも応じなかったために1日5万円の制裁金が科されたが、それも無視。ひろゆきの財産の差し押さえが申し立てられ、 2ちゃんねるにも影響が及ぶのではないかと懸念されている。 昨年春、参加しているいくつかの集まりのひとつにひろゆきがやってきて、彼の話を聞いた。「争うのが嫌い」だそうで「負けるが勝ち」の方針のも と、裁判にはいっさい出廷せず、何の反論もしないので敗訴するが、賠償金もすべて払わないことにしていると言っていた。最初の裁判で400万円の支払

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    hidematu 2007/02/06
  • 映像コンテンツ企業の考え方を変えたユーチューブ: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ユーチューブは、コンテンツについての メディア企業の考え方を変えた。 これは、大きな変化のきっかけになるかもしれない ●名よりも実をとり始めたテレビグーグルは10月9日、人気動画配信サイト『ユーチューブ』の買収を発表した。ユーチューブは買収後も独立のブランドで事業を続け、著作物の使用 を検知するシステムを年内をめどに導入するとのことだった。音楽企業は、その仕組みを使ってかたわらに広告を出すことで、楽曲の使用を認めた・・・・とい う話を前回書いたが、ユーチューブはまた、大手テレビ局のCBSとも同様の興味深い提携を発表している。 CBSは、ニュース、スポーツ、エンターテイメントの短いビデオ・クリップをユーチューブで流し、さらにCBSのコンテンツをアップしたユーザーの動画について、 「削除を求める場合もあるし、CBSの裁量によって、そのままにすることもある。CBSがそのままにすることを認める

  • ブログや動画配信サイトで損しているのは誰か?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    みんなで楽しめればいいじゃん、などと、 利用者が呑気に思っている傍らで、 ビジネス・サイドは、広告収入の分配について思案をめぐらしている。 ●考えられるユーチューブのビジネスモデル 映像や音楽を無断で使われるのは、制作者にとってほんとうに損なのか。 一般的には損だと思われているし、実際そうであることも多いだろう。 ところが、そうではないとコンテンツ企業を納得させ始めた会社が現われた。日でも大人気の無料動画配信サイトの『ユーチューブ』である。 ユーチューブは、10月9日に日円にして2000億円近い額でグーグルに買収されたが、独立のブランドで事業を続けると言い、同じ日に、音楽企業や大手テレビ局との新たな提携と発表している。 ユニバーサル・ミュージックやソニーBMGミュージック・エンターテインメント、あるいは先に提携が発表されたワーナー・ミュージックは、ユーチューブで ミュージック・ビデオを

  • オーマイニュースが成功をおさめた理由: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    韓国の特殊なメディア事情やネット環境などが 成功の秘密と言われてきたが、それだけではない。 創立者に、明確な「戦略」があったからだろう。 ●オーマイニュースの戦略 先月末に創刊した『オーマイニュース』日版がネットでちょっとした騒ぎになっている。それもオーマイニュースにとって好ましいとは言えない炎上などの騒ぎである。 オーマイニュースは韓国で生まれたネット新聞だ。いまの盧武鉉(ノムヒョン)大統領が選ばれたときにも、市民の力を結集し、貢献したと言われている。すでに英語の国際版サイトもできており、海外のジャーナリズムからも高い評価を受けている。そのネット新聞が、ソフトバンクの孫正義氏の支援を受けて、日に「上陸」した。 しかし、ネットにも強力な嫌韓派はいる。政治的に日韓がうまく行っていないこの時期にわざわざ日にやってくるとは、よほど日の事情にうといか、それとも向こう見ずなのか。「オーマイニ

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    hidematu 2006/09/29
    とても納得できる。なぜ日本で同様の手法を採用しなかったのか疑問。
  • 長時間労働しなければならない理由: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ここ100年短縮化に向かっていた労働時間が ふたたび長くなりだしたという。 豊かな社会になっても 長時間働かなければならないのはなぜなのか。 ●より若い層に回り出した仕事の負担 7月末に社会経済生産性部のメンタルヘルス研究所が公表した「心の病」についての調査結果は、ショッキングなものだった。 回答した上場企業の62パーセントで「心の病」は増えており、とくに30代の増加が著しいという。02年の調査に比べて20パーセント近く増えている。 成果主義はいまの30代前半が20代のときに導入され、先輩社員は後輩の面倒を見る余裕がなくなった。いまの30代は十分な教育を受けられず、責任の重い仕事に就くようになってストレスが高まっているのではないかと、同研究所の研究員の分析が新聞では紹介されていた。 実際、管理職の若返りは進んでいるようで、技術職の30代がある日突然中間管理職になり、上司と部下の間に挟まれ

  • 正社員も非正社員も不幸になっている現状でいいのだろうか: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    いくら働いても貧乏から抜け出せない人が増える一方で、 正社員は、ますます長時間の労働を強いられている。 救いのない現実に解決策はないのか? ●規制改革と格差の拡大 いくら働いても貧乏から抜け出せない人たちの生活を追ったNHK特集「ワーキングプア~働いても働いても豊かになれない~」はショッキングなレポートで、ネットでも話題になっていた。 「大学や高校を卒業してもなかなか定職に就けず、日雇いの仕事で命をつないでいる。正社員は狭き門で、今や3人に1人が非正規雇用で働いている。子供を抱える低所得世帯では、べていくのが精一杯で、子どもの教育や将来に暗い影を落としている」 とNHKのサイトでは紹介されているが、子どもを大学に行かせようとアルバイトまでして働いても年収200万にしかならない父親や、努力しても仕事を見つけられない青年の話などが放映された。 04年の「全国消費実態調査」によると、年収200

  • 合意された放送と通信の近未来: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    総務省の懇談会の報告書は、政府と与党の「激突」が伝えられたが、 意外なほど広範な合意が成立している。 「放送と通信の融合」はさらに進展する‥‥? ●大山鳴動ネズミ何匹? 竹中総務大臣が組織した「通信・放送の在り方に関する懇談会」は、総務大臣の私的懇談会という地味な位置づけにもかかわらず、通信と放送の今後を決定すると、注目度120パーセントだった。その活動の帰趨が決した。 小泉改革を推し進める竹中氏に反発する政治家は多い。 この懇談会も、竹中氏が民間人を集めて、また過激な改革をやろうとしていると警戒 され、自民党は急遽、党内の通信・放送産業高度化小委員会で同じ問題を議論し、報告書をまとめた。委員長を務めた片山参院自民党幹事長は、「竹中さんが総 務大臣になったら、何をやり出すのか心配だ」と放送事業者に頼まれたこともあって委員長になったと、インタヴューでありていに答えている。対立関係をとく に隠

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    hidematu 2006/07/28
  • ウェブ2・0は流通経路の拡大でさらに進化する: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    ものを売る人や情報の発信者は爆発的に増えたが、 商品や情報の販売経路は、それほど増えてはいない。 そうしたハードルを超える試みが出てきた。 ●意外に限られている個人の販売経路 ネットを使えば、誰でも簡単にものが売れる。 ホームページを作って売ってもいいし、オークションに出品もできる。あるいはアマゾンのように、持っているを売らせてくれるサイトもある。 インターネットは分散型のメディアといわれているけど、売り手に関してはまさに分散型、無数の人が売り手になった。 ところが、販売チャンネルについては、じつは売り手の数ほどは分散化していない。 楽天やヤフーなどの大手ポータルを通して売買している人が圧倒的に多いはずだ。 ブログを書き始めたついでにその傍らでものを売る、などということはなかなかできない。 なぜできないかといえば、商品管理や課金・決済などが面倒だからだ。 こうしたことをするにはそれなりの

  • 日本のネットはなぜかくも匿名志向が強いのか: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    誰が読むのかわからないブログや掲示板などでは、 匿名が当たり前になった。とはいえ、日の常識が 世界の常識かといえば、かならずしもそうではない。 ●アメリカのブログは実名が多数派、日は匿名が9割 5月26日に発表されたインターネットコムと goo リサーチの調査によれば、ブログ作成経験者のうち実名を公開している人は6.62%に過ぎず、それ以外はみな匿名だったという。 この調査はgooで募集した人たちが対象だから、実名でブログを書いていることが多い芸能人やライター、専門家などはほとんど含まれていないだろう。実際よりは匿名の割合が高いと思われるが、日のブログの大半が匿名なのは確かだ。 これが世界的にも標準かというと、そうではない。MITのメディアラボで博士論文を書いたファナンダ・ヴィエガスの04年の調査では、英語でブロ グを書いている人の55パーセントが実名、それ以外の人も20パーセントは

  • われわれはみな「隠れオウム」の容疑者: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    有力ブロガーがオウム真理教の信者だとわかった。 その人物への4時間にわたるインタヴューが、 ネットに掲載されて、話題を呼んでいる。 ●暴かれたオウム信者のブログ 松永英明氏は、オウム真理教内で編集の仕事にかかわり、オウムの出版社の社長を務めたりしながら、その事実を秘して精力的にブログを書き、有力なブロガーの一人と見られていた。一般の出版社からも何冊もを出している。 そのうちの一冊は私も読んでいた。きちんとしたで、有能なライターのように感じられた。 それだけに、フリージャーナリストの野田敬生氏の追及で、オウム真理教の信者だったとわかったときにはびっくりした。 暴かれたその素性は、ネットのディープな情報に通じている人々にはさらに驚くべきものだった。 松永氏は、96年から2000年まで「河上イチロー」という名前で、公安や内外の政府の諜報活動について異様に詳しいサイトを作っていた伝説的な人物だ

  • Web2.0時代の動画配信: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    動画配信が一変し始めた。 受動的に見るだけでなく、 ネットを通して共有しみんなで語れる、 そんな動画配信が強い支持を集めている。 ●動画配信の格化 多チャンネル時代になれば、当然ながら、見てもらえない番組がたくさん生まれる。制作側がコストを捻出するためには、オンデマンドで見てもらうしかない。 ちょっと考えればわかることだが、その当たり前のことが、まだあまり当たり前にはなっていない。 番組の再利用について先行しているアメリカでは、たとえばアマゾンは、テレビ番組などのコンテンツをオンデマンドでDVDにして売るのだそうだ。テレビ 番組のDVDを売るだけなら、日でももちろんやっているが、注文を受けてからDVDにするというのはユニークだ。次世代DVDにはいろいろなフォーマッ トがあるが、こうしたやり方ならば、希望するDVDに焼き付けて売ることもできるだろう。 もちろんテレビ番組のネット配信も、ア

  • 近未来のテレビ視聴: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    やがてくる多チャンネル視聴時代のテレビの見方は どのようなものになるだろうか。 CS放送を通して来るべき時代を感じとってみよう。 ●多チャンネル放送時代のテレビ視聴 「スカパー!」はテレビだけで約180チャンネルを見ることができるが、180チャンネル全部を見る人がいるなどとは、「スカパー!」も想定していないだ ろう。 各チャンネルを見るためには、「スカパー!」と契約したうえで、チャンネルごとに契約する必要がある。 スポーツ好きならスポーツ・チャンネルをまと めたパッケージ、映画好きなら映画チャンネルのパッケージ、釣りが好きなら釣りチャンネルを単独で、音楽好きならMTVなどといった形でそれぞれ契約する 仕組みになっている。 こうした多チャンネル放送は、地上波テレビ同様、リアルタイム視聴を前提にすることが、そもそもふさわしいのだろうか。 多チャンネル視聴が可能になると、チャンネル数が多すぎて、

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    hidematu 2006/05/19
  • 光ファイバーを誰が引く?: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    これからの競争社会は、ブロードバンド上で進展する。 しかし、肝心のブロードバンド網をどう張り巡らせるかについて 政府が頭を悩ませている。 ●放送、新聞、出版‥‥メディアの変化はなぜ起こる? 「デジタルの特徴って何?」と尋ねられたら、何と答えるだろうか。 音楽や映像のコピーのことを思い浮かべ、「無限に劣化しないコピーができる」などと答え るかもしれない。もちろんそれはまちがいではない。しかし、音楽、放送など、さまざまのコンテンツがどう流通していくかを考えるとき、もうひとつ重要 なのは、「デジタル化によってハードとソフトの分離が起こる」ということだ。 たとえばは、印刷された内容と紙の束が一体で「」である。ところが電子化された「」はもはやそうではない。紙の上にプリントアウトされることもあるし、パソコンやケータイなどでも読まれる。 新聞も同じで、作った記事は、紙に刷って配ってもいいし、ウ

  • ライブドア事件と「野放しの資本主義」: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    規制を解き放った社会の是非が、ライブドア事件を きっかけに議論されている。 「世直し」のために ”最強の組織”も実力行使を始めたが‥… ●新しいメディアはお金になるか? ホリエモンの逮捕から何週間か経って、しだいにわかってきたことがある。 ウェブの誕生は、「これで世界が変わるかもしれない」ということを感じさせるのに十分なものだった。世界の四大発明の一つは、グーテンベルクの印刷術だ が、10年ほど前までは、情報社会などと言っても、500年以上も前に生み出されたこの印刷技術が支配する世界の中にいた。ところが、ウェブによって、そうした世界観は一変することになった。現代人を現代人たらしめている情報は、印刷技術ではなくて、デジタルなネット技術によって運ばれ始めた。 こうした変化に夢を託した一人がホリエモンだった。 大きな会社に入って、年長の人々に気を使い、辛抱強く会社に通って、しかるべきのちにそれほ

  • うーん、これではNTTの再々編は避けられないのかも‥‥: 歌田明弘の『地球村の事件簿』

    政府の懇談会の動画像が、 通信の未来についての対立を伝えている。 ソフトバンクの孫正義社長とNTTのトップが、 真っ向から意見を戦わせた‥‥ ●小泉政権は「放送と通信の融合」にむけてまっしぐら このところ、もっとも注目されている政府の会議のひとつは、「通信・放送の在り方に関する懇談会」だ。前回取り上げた「規制緩和・民間開放推進会議」などは首相直属の組織だが、こちらは総務大臣の私的懇談会で、「格」は落ちる。とはいえ、注目度は高い。 テーマが、NHKの受信料の問題とか「放送と通信の融合」など、一般の人々の関心が高いことを扱っているし、報道しているメディアそのものの今後にもかかわる。注目されるのも当然かもしれない。 また、この懇談会のメンバーには、テレビにもしばしば登場する著名人が並んでいる。座長の松原聡東洋大学教授は、日曜朝の討論番組「サンデープロジェク ト」の常連だし、宮崎哲弥氏は、言わずと

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    hidematu 2006/04/14