第1部<変質するAndroid> 脅かされる“無償”と“自由” 戦略を持ってGoogleと付き合う Google社の「Android」を採用した機器の市場が急拡大している。ところが、機器開発の現場からはAndroidの変質を叫ぶ声が聞こえてくる。本当にこのままでいいのか。いま一度、Android戦略を見直す時が来ている。 「オープン(自由)なソフトウエア・プラットフォームを無償で提供する」(米Google社 Mobile, Senior Vice PresidentのAndy Rubin氏)──。 こうしたうたい文句を掲げ、Google社がデジタル機器向けのソフトウエア・プラットフォーム「Android」を発表してから、はや4年。Androidを搭載する機器はスマートフォンを中心に、順調に普及が進んでいる。米Gartner社の調査によれば、2011年第2四半期におけるAndroid搭載スマ
レンズの口径が3.8メートルと国内では最大となる光学赤外線望遠鏡が、岡山県浅口市に完成した。将来の望遠鏡のために新しい技術を満載し、大きな割に機動的に動かせられる。宇宙で突発的に起…続き 銀河誕生の謎探れ 130億光年見通す望遠鏡の仕組み [有料会員限定] ケプラー宇宙望遠鏡が引退 太陽系外惑星を多数発見
先日のセミナーでも少し触れた、「Googleのコモディティ戦略」。インプレスからこのたび出版される「Google Chrome OSー最新技術と戦略を完全ガイド」の「戦略」の部分に共著者の一人として寄稿したのでここで紹介させていただく。 Chrome OSにせよAndroidにせよ、OSをGoogleが無料で提供するには深い意味があるのだから、それをちゃんと理解した上で、自社のデバイスに採用するかしないかを「経営判断」として決めるべき。「他のメーカーも載せはじめたから」とか「自分だけ乗り遅れたくないから」ぐらいな安易な気持ちで始めると、「実際やってみたら得をしたのはGoogleだけ」という結末になりかねないので慎重にすすめるべき。 2年ほどiPhone向けのアプリを作って来た結果、最近強く思うのは、テレビなどの据え置きがたの家電にアプリをダウンロードして走らせる、という発想自体が根本的に間
GoogleのChrome OSがNetbookに搭載されるのは2010年末ごろだが、同OSがMicrosoftを打倒しようとしていることが次第に明らかになっている。 Chrome担当の主任エンジニアは、Windowsに組み込まれているWindows Media Player(WMP)と似た機能を持つメディアプレーヤーをChrome OSおよびChromeブラウザに統合するとArs Technicaに語った。 Chrome OSは、GoogleがWindowsやMac OSの代替選択肢としてNetbook向けに開発しているオープンソースのWeb OS。Netbookは数秒から数分で起動する。 Chrome OSはNetbookをさらに短時間で起動する。さらにChromeブラウザと併用することで、わずか数秒でWebアプリケーションをロードできる。Googleはユーザーがオンラインでもっと高速
グーグルは世界有数のハードウエアメーカーであり、ソフトウエアメーカーである。1990年代末に他に先駆けて「情報爆発」に直面し、いち早くそれに対応したグーグルのコンピュータは、従来のコンピューティングと比較すると常識外れにすら見える進化を遂げた。グーグルコンピューティングの特異さを10個紹介しよう。 (1)自前主義 グーグルは売上高を見ると「広告会社」だが、その実態は7000人を超えるエンジニアを抱える世界有数のメーカーである。しかもそのコンピューティングのあり方は、従来型のそれと大きく異なる(図1)。グーグルが“異形”のメーカーなのは、同社がハードもソフトも自前主義を貫いているからだ。 使用するサーバーはすべて自社開発だ。一部報道では、グーグルは台数ベースで米デルや米ヒューレット・パッカード(HP)に次ぐ「世界第3位」のサーバーメーカーだという。 サーバーだけではない。2007年、大手ネッ
OS、Operating System、基本ソフト--。我々がそう呼ぶものの正体は、大きく変貌を遂げた。米グーグルのルイズ・アンドレ・バロッソ氏とウルス・ヘルツル氏は著書「The Datacenter as a Computer」で、「クラスタレベル・インフラストラクチャ」こそがOSなのだという。もはや単一のコンピュータしか制御しないソフトウエアはOSの名に値しないのかもしれない。 「The Datacenter as a Computer」はグーグルが2009年5月に刊行した書籍で、紙の本として購入できるほか、108ページに及ぶ全文をPDFファイルとしてダウンロードできる(出版元のWebサイト)。著者のバロッソ氏はグーグルの「Distinguished Engineer(最上級エンジニア)」、もう一方の著者であるヘルツル氏の肩書きは「運営上級副社長兼Googleフェロー」といい、グーグル
先週「Androidと家電」というタイトルで講演をさせていただいた私だが、そのプレゼンのキーポイントは、「なぜGoogleはAndroidを無料で配布するのか?」。それを私なりに説明するための資料として作ったスライドが以下の二枚。 まずこれは、MicrosoftとIntelがパソコン・ビジネスを育てるためにした「コモディティ戦略」を図式化したもの。IntelとMicrosoftで協力してCPUとOSを部品化・規格化することにより、誰でもパソコンを作れる様にしたのがそれ。これにより、パソコン・ビジネスへの参入障壁が減り、パソコン・メーカーが乱立。差別化がしにくい部分(つまりIntelとMicrosoftがほぼ独占的に提供するCPUとOS以外の部分)で激しいコスト競争が起こり、パソコンのコモディティ化が一気に進んだのは皆さんの記憶にも新しいはず。 特筆すべきなのは、MicrosoftもInte
本日グーグル本社で「Chrome OS」の開発進捗を披露するイベントが開かれ、7月の発表以来ずっと言葉のコンセプトでしか知らなかったOSがいったい何者で、どういう外観で、どう仕組みか、やっと見えてきましたよ! 説明会では、ソースコードが公開になっただけだとグーグルも説明に躍起でしたけど、パブリックベータもずっと先になりそうだし、一般向けリリースは1年後でしょうね。 一応今回の発表の情報の前に、前から分かってる情報はこれ Google Chrome OSはオープンソースの軽量なOSです。「当初はネットブックがターゲット」で、「ユーザーエクスペリエンスはほぼ全部ウェブ上で起こる」、つまりGoogle Chromeは「Linuxカーネル上の新ウィンドウ・システム内で走る」、ウェブをプラットフォームとするOSなのです。 x86(Core 2 Duoなど)でもARM(全携帯搭載) のチップでも動き、
MSとグーグルのシェア比較 【ニューヨーク=丸石伸一】IT覇権をめぐるマイクロソフト(MS)とグーグルの争いが、激しさを増している。グーグルがパソコン用基本ソフト(OS)への参入を発表し、主戦場はMSの「本丸」に移った。迎え撃つMSは、グーグルの牙城(がじょう)・ネット広告に攻勢をかける構えだ。 ■MSは「7」性能に自信、グーグル「クローム」は無償 「これまでも無償OSと戦ってきたが、ウィンドウズ7こそが最高のOSだ」 MSのクリス・リデル最高財務責任者(CFO)は23日の09年4〜6月期決算の電話説明会で、グーグルのパソコン用OSについて聞かれて、こう明言した。「無料・公開」を売り物にするグーグルの新OSへの対抗意識と、OS市場を圧倒支配してきた「巨人」の自負がにじんだ。 MSは今年10月、パソコン用OS「ウィンドウズ・ビスタ」の後継として「ウィンドウズ7」を発売する予定。処理
Bill Gates氏にとって、Googleの「Google Chrome OS」は、よく知った敵であるLinuxに非常によく似ている。 Gates氏は今週、米CNET Newsとのインタビューの中で次のように述べた。「Linux OSには非常にたくさんの種類があり、さまざまな方法でパッケージングされ、さまざまな方法で起動されている。ある意味で、わたしは人々が何か新しいものが登場したかのように振る舞っていることに驚いている。何が言いたいのかというと、『Android』はネットブックに搭載され、ブラウザが内蔵されているということだ」(Gates氏) GoogleはChrome OSが実際にどのように機能するかについて多くを明かしていないので、同OSについて詳しく話すのは難しい、とGates氏は言う。 「情報が少なければ少ないほど、興味深いものになる」(Gates氏) ブラウザはもっとOSに近
メディアはこの数日、GoogleがNetbook(ミニノートPC)向けに発表したOS「Chrome OS」により、Microsoftの死が迫っているようだという話題で持ちきりだ。 Windowsの死を予測するのは時期尚早かもしれない。Microsoftは既に、Googleの省機能OSのライバルとなるプロジェクト「Gazelle」(コードネーム)の開発を進めている可能性がある。 MicrosoftはChrome OSについて公式のコメントを出していないし、Netbook向けOSのリリース予定についても言及していない。だが同社は、Netbook分野での大きな市場シェアを維持するために、Googleに対抗しなければならないと感じているかもしれない。Chrome OSが満足のいくユーザー体験を提供すれば、この分野での同社のシェアが浸食される可能性がある。 「Google Chrome OSはMic
ものづくり現場の情報セキュリティ インダストリー4.0は製造業の変革期 工場のデジタル化によるリスクへの対応 エッジからハイブリッド環境まで 考えられる全てのインフラ基盤を検証可能 Lenovoハイブリッドクラウド検証センター 身近な改善の第一歩! ニューノーマルな働き方を前提にした これからの時代のWi-Fi環境構築のポイント アプリケーションモダナイズ 求められている背景にあるビジネスの今 そして、成功の鍵を握るDevOpsの真の意味 クラウドネイティブの実現 モダンインフラの構築・運用の課題解決へ コンテナの可能性を広げるVMware Tanzu リスクのある暗号資産取引を追跡 ブロックチェーン分析を利用し 暗号資産取引の健全性向上を支援する! 現場業務のデジタル化を促進 リモートワークが生んだ課題をアプリで解消 ベネッセのデジタル変革を紹介 IT部門のDXはこれだ! IT運用管理新
SAN FRANCISCO � In a direct challenge to Microsoft, Google announced late Tuesday that it is developing an operating system for PCs that is tied to its Chrome Web browser. The software, called the Google Chrome Operating System, is initially intended for use in the tiny, low-cost portable computers known as netbooks, which have been selling quickly even as demand for other PCs has plummeted. Googl
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く