甲南大(神戸市東灘区)の学生と教授でつくるプロジェクトチームが、日本酒文化をテーマにしたオリジナルの情報誌を作って一般公開している。卒業生が経営に関わる酒蔵などを訪問しながら、地元・灘五郷の魅力を文系、理系それぞれの目線で深掘り。2019年度から毎年1巻のペースでこれまで3巻(計約1万部)を発行しており、酒蔵併設の資料館などで無料配布している。 ■文系も理系も タイトルは「硯水」で、副題は「お酒にまつわる四方山話」。地域の発展に貢献しながら学生が歴史を知り、伝える力を培う取り組みにしようと始めた。フロンティアサイエンス学部の西方敬人教授(61)の下、同部や文学部、経済学部にまたがる毎年15人前後のメンバーで企画を考え、編集する。 沢の鶴や菊正宗など、甲南大OBが社長を務める酒造会社から取材を広げてきた。19年12月に発行した第1巻「『灘』と『樽』」(カラー14ページ)では、昔ながらの木製道
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