宮城県が、東日本大震災を踏まえて進める広域防災拠点の整備で、予定地のJR仙台貨物ターミナル駅(仙台市宮城野区)を300億円弱で購入することが28日分かった。駅を所有するJR貨物が県への譲渡を正式決定したのを受け、県議会6月定例会に駅敷地を取得する予算案を提出する。村井嘉浩知事が掲げる「創造的復興」のシンボル事業は、実現へ大きく前進する。 県とJR貨物は昨年3月、ターミナル駅敷地(約17ヘクタール)の売買契約に関する覚書を締結。土地価格や移転補償に関する協議を続けてきた。関係者によると、JR貨物は27日の取締役会で敷地譲渡と、宮城野区岩切地区への移転を決めた。 JR会社法に基づき、JR各社は大規模な財産処分をする場合は国の認可が必要となる。JR貨物は近く、ターミナル駅の譲渡を国に申請する。認可後、県とJR貨物は売買に関する仮契約を締結する。 県は県議会6月定例会に提出する補正予算案に取
学校法人東北学院(仙台市青葉区)は28日、仙台市が売却を予定している市立病院跡地(若林区清水小路)約1万7500平方メートルの取得を目指す方針を明らかにした。近接する東北学院大土樋キャンパスと一体で整備し、現在3カ所に分散立地している大学機能の集約構想を実現したい考えだ。 法人理事長で学院大学長の松本宣郎氏が同日、取材に「都市型キャンパスを目指して(取得に)名乗りを上げる」と語った。市当局と面談し、跡地取得の意向を伝えているという。 学院大は既に、泉キャンパス(泉区)で行っている法学部など4学部1、2年生の講義を、市中心部にある土樋キャンパスに移す方針を決定。残る教養学部(泉区)と工学部(多賀城市)を集積するため、土樋キャンパス周辺で適地を探していた。 構想に基づいて2013年1月には、隣接する東北大片平キャンパス南地区の一部7950平方メートルを14億円で購入した。土樋キャンパスの
◎開業1カ月/青葉山駅 東隣の川内駅(仙台市青葉区)から3分、急勾配の坂を上ると青葉山駅(同)に着く。川内が標高50メートル、青葉山は123メートルとその差は73メートル。磁力によるリニアモーターでぐんぐん上る様子が車内でも実感できる。 ホームは地下6階。構内の壁面に地層をモチーフにしたデザインを施し、地底にいる雰囲気を味わえる。 周辺には東北大の理系各学部や宮城教育大のキャンパスが広がる。通学で東西線を使う宮城教育大2年の倉繁史也さん(19)=青葉区=は「バスより時間が約15分縮まった。定時で着くので安心」と満足そう。 駅西側では東北大青葉山新キャンパスの建設が進む。2016~17年度に農学部が移転し、学生や教職員1000人以上が新たな研究生活を始める。市民開放型の公園「ユニバーシティパーク」やカフェも整備し、地域に開かれた知の拠点づくりを目指す。 <メモ>所在地は、仙台市青葉区
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