国内有数の司法試験合格者数を誇る中央大(東京都八王子市)で、次期学長が決まらない状態が続いている。学長選での当選者を、理事会などが次期学長と認めていないからだ。創立133年の伝統校に何が起こっているのか。 大学によると、学長選は昨年10月1日に行われた。現学長、前学長、前常任理事の3人が立候補し、教職員ら約750人が投票権を持つ選挙で前学長の福原紀彦(ただひこ)・法務研究科教授(63)が当選した。だが、待ったがかかった。同月28日の会合で、外部有識者らも入る評議員会が福原氏に難色を示すと、最終的な決定権を持つ理事会も同調。就任案は否決された。 どうしてなのか。関係者は、2012年に中央大学横浜山手中学校(現・中央大学付属横浜中学校)で起きた入試不正問題が影響したと解説する。合格ラインに届いていなかったのに、当時の理事長の依頼で同中が理事長の知人の孫を合格させ、これを知った当時の学長兼総長の
ライフネット生命保険(東京)の創業者で、大分県別府市の立命館アジア太平洋大(APU)の新しい学長に就任した出口治明氏(69)が9日、同大での初執務に臨んだ。 出口氏は、同大初の公募で学長に選ばれ、今月1日付で就任した。任期は2020年12月までの3年間。 出口氏は読売新聞の取材に、「大学という新しいチャレンジの場を与えられたことは幸運。強固な財政基盤を作り、教育・研究の質を高め、大学間でのAPUの地位を向上させることが私の使命」と抱負を語った。 9日は、大学職員約80人を前に就任のあいさつを行ったほか、役員会議などの業務をこなした。 また、市内のホテルでは同日、前学長の是永駿氏(74)を招いた「感謝の集い」が開かれ、約120人が出席。是永氏は「在任中は、『認知』と『認証』に力を入れ、ある程度は達成できた。出口学長は経営ノウハウを持ち、さらにAPUを進化させてくれるだろう」と話した。
やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 早稲田大学がリスク資産運用へ 早稲田大学は、海外の未公開株などのリスク性の高い金融商品での資産運用を拡大するという。2018年から4〜5年で合計1億ドル程度
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