※日本教育新聞に寄稿した記事を、許可を頂いて転載します。 学校の役割を問い直す 子どもの「現在の幸せ」を保障する場に 学校の機能のうち、オンラインでは決して提供できないものがある。学習や友達との交流は、オンラインで多少なりとも可能であるが、「食事と居場所」の提供は、物理的に不可能なのだ。臨時休校中に決定的に欠けてしまったのは、家に食事や居場所がない子どもへの福祉的機能であった。 公教育の目的は、個人と社会の将来のために必要な資質・能力を身に付けること、言い換えれば、個人と社会の「将来の幸せ(ウェルビーイング)」である。しかし、子どもは「将来の幸せ」のためだけに生きているわけではない。子どもは子どもとして幸せである必要がある。 子どもにとって学校は、将来の準備の場であるとともに、そこで長時間の生活をする場でもある。従って、現に子どもが生活する施設として、「現在の幸せ」を保障することも、学校の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く