福島学院大が来年4月の開設を目指して文部科学省に設置認可申請中の新学部「地域マネジメント学部地域マネジメント学科」の概要が判明した。東日本大震災後の本県の復興の歩みなどを学習する「福島ならではの学び」が柱で、復興に取り組む人材や人口減少問題など、地域の課題解決に貢献できる人材を育成する。 新学部は四年制大学で定員は90人。早ければ8月末の認可を目指している。卒業後の進路として企業の総合職や専門職などを見込む「地域経営」、自治体や公益法人などへの就職を想定する「地域政策」の二つの科目領域を設定。企業の経営戦略や政策立案などに関する基礎的な知識を学び、自治体の財政や企業経営、マスコミ論などについても学習する。 県外から14人の研究家らを専任教員として招くほか、震災後の歩みを学ぶため、JA関係者らを講師とすることも想定している。桜田葉子学長は「地域に成果をもたらすため、自分で考えて行動できる人材