4月に開校予定の学校法人九州ルーテル学院(熊本市中央区)のインターナショナルスクール小学部校舎が完成し、お披露目式が4日、現地であった。 台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出に伴う熊本県の国際化を見越し、英語教育の充実を目的に小学部を設置。日本人の児童も受け入れ、グローバル社会で必要な英語力を育むプログラム「国際バカロレア」を導入する。 式典には、学院や工事の関係者ら約40人が出席。福田邦子理事長は「小学部が学院の新たな核となり、これから社会で活躍する人材が育っていくことを祈念している」と述べた。 校舎は鉄筋コンクリート2階建てで、延べ床面積528平方メートル。同窓会事務局と大学の研究室が入るエカード会館を改修し、2月に完成した。1学年1クラスで各学年の定員は20人。学院によると、試験選抜を経て台湾出身の児童を含む1~6年生計29人が4月に入学する。一部の学年は複式学級となる見通し。(