リンクするなら黙ってやれ! 山形浩生 リンクを張らせろとかいうしゃらくせぇメールはよこすなバカ野郎! ケチなんかつけねーから、どこへでも黙ってさっさと張れ! そういうメールをよこしやがったら、断るからな。いちいち相手の身元を確認していいの悪いの判断するほど暇じゃねーんだ! そんなけちくさい真似するくらいなら、最初っから無料でこんなもん公開したりしねーぞ! 世間様におめもじさせられねぇと思ったら、その時点で引っ込めるわい。 黙って張る分にはなんの文句もつけない。絶賛リンクも結構、「こんなバカがいる」的罵倒嘲笑リンクも大いに結構。煮るなり焼くなり好きにしやがれ。ファンメールもかねた事後報告もオッケー。あとおひねりでもくれるってんなら、もらってやるからありがたく思え。いいの悪いの返事も書いて愛想の一つも振りまこうってなもんだ。 でも、そうでなきゃそんなメール受け取って、読んで、おまけに返事書くだ
解説:我一介の滑稽なり (大室幹雄『滑稽』(2001、岩波現代文庫)解説 pp.378-385) 山形浩生 まずは基本的な情報から。本書は、古代中国を徘徊していた遊説知識人たちについて分析・論述した本だ。遊説知識人と言ってわからなければ、孔子とか、孟子とか、荀子とか、あなたのさぼっていたつまらない漢文の授業(いや、最近の「ゆとり教育」と称する衆愚不教育のもとじゃ、もう選択科目にすらなってないのかもね)にでてきた、いろんな「子」のつく名前の人たちのことだと思えばいい。そうでない人もちょっと入っているけれど、まあそれについては中身を読んでくれ。 本書はそういう本だ。 たぶん、これだけで買い気をそそられる人はあんまりいないだろう。あの「子曰く」とかの世界を思い出すだけで、多くの人は睡魔の猛攻にさらされるからだ。でも、慌てて本書を置く前に、もうちょっとだけ話をきいて欲しいのだ。理由は二つある。孔子
『高度一万メートルからの眺め』 連載 15 回?? 仕事のスタイル 月刊『GQ』 2012/02月号 要約:理屈で詰めるのと、相手の顔色をうかがうのと、スタイルにもいろいろある。 自分の仕事のスタイルというものを認識しはじめるのはいつ頃だろうか。仕事を始めてすぐは、とにかくがむしゃらにやるしかなく、あれこれ怒られて工夫をし、仕事のやり方を変えたりもする。でも、どこかで――ぼくなら十年くらい仕事をしたところで、ふと自分の流儀というものがだんだん見えてくる。そして特にそれが意識されるのは、自分と流儀のまったくちがうやつと仕事をするときだ。 ぼくには一人、いつも仕事の流儀の差を思い知らされる同僚が一人いる。そしてそいつと会議にいくと、ぼくはいつも感心するのだ。 たとえば何か会社や産業分野の発展戦略を考えなくてはいけないとしよう。ぼくだと、お題をもらったら、まずは白紙の状態からそれに関する各種の理
ピケティ『21世紀の資本』 訳者解説 (v.1.1) 2015.1.23-2.1 山形浩生 hiyori13@alum.mit.edu この資料はクリエイティブコモンズ Attribution-ShareAlike 4.0 国際ライセンス下で公開されています. 今日の構成 • 1. 『21世紀の資本』とピケティのえらさ • 2. あらすじ: r > g から格差拡大へ • 3. 格差是正の処方箋は? • 4. ピケティ本の受容・誤解・批判 • 5. 日本への示唆とは? • 6. 落ち穂拾い 2 まずはじめに…… • ピケティの本と、ピケティの他の論文での記述と、 ピケティがインタビュー等での発言とは、分けて 考えよう! – 本がいちばんストイック。たぶん意図的に書いていな い話もかなりある。 – 前二つは、それなりにきちんと考えてまとめたものだ けど、インタビューは(特に日本のことなんかは
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