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裁判員制度に関するhimagine_no9のブックマーク (46)

  • 「裁判員制度の知られざる罠」への反響の声

    先週の土曜日に、ブログに書いた『裁判員制度の知られざる罠』には多くの反響を頂いた。驚きの声が大半だったが、中には「もともと弁護側にも、検察側にも最大4人まで対等に忌避出来る権利があるのだから問題はない。大騒ぎすることではないだろう」という反論もいくつかきている。死刑については、「法律で決まっている刑を前提に量刑を判断できますか」と質問をして、裁判員候補者から異論が出た場合には「今回の事件で、証拠によってどのような事実が明らかになったとしても、評議においては絶対に死刑を選択しないと決めていますか」と聞いて、「いいえ」は質問を続行せずに、「はい」と答えた場合はさらに質問を行う……となっているが、「法定刑に死刑がある犯罪であれば躊躇なく死刑を選択しますか」という質問は予定されていない。この場で、真実の内心を語らずに裁判員候補者が虚偽の陳述をした場合には、「30万円以下の過料」(裁判員法82条)、

  • 裁判員制度の知られざる「罠」、裁判員面接での選別の論理

    昨日のブログには大変な数の反響を頂いた。土・日にも関わらず、弁護士会内部でも賛否両論の議論が起きているようだ。「裁判員制度」の導入が全国民を対象にしているだけに、誰もが「警察官の捜査を信用出来ますか」と裁判官から尋問を受けて、「NO」と答えた人たちはこの質問を要求した検察官から「理由を示さずに忌避」されて不選任となるという事態に正直言って私は驚いた。ところが、裁判員制度に関わってきた関係者からは、「何、今ごろゴタゴタ言ってるの。アメリカの陪審制でも同様の制度があるし、04年の立法当時にもそう議論にならなかったじゃないか」と、「驚いている人たちが出てきたことに驚く」という反応があるらしい。「アメリカでも陪審制…」と言う人たちに聞いてみたい。アメリカの捜査と日の捜査は透明度は同一なのだろうか、と。陪審員が全員一致で判断するかどうかで有罪・無罪を決める陪審制と、多数決に従う日の裁判員制度は同

  • 裁判員制度の知られざる「罠」、裁判員面接で思想チェック

    昨日は、衆議院法務委員会で「犯罪被害者の訴訟参加」を制度化する刑事訴訟法改正案の質疑を40分行った。この最高裁と法務省とのやりとりの中で、裁判員制度の「くじで選ばれる国民の幅広い意見」という根底から揺らぐような事態が明らかになった。検察側が「警察官」を証人として出廷される時に、裁判所に対して裁判員候補に対して「あなたは警察官の捜査を信用していますか」と質問させることが出来る。「いや、信用ならないですね」と答えると「公平な裁判が保障されない」と検察官が判断して最大4人まで理由を示さずに「忌避」の手続きを行うことが出来るというものだ。 「市民の代表」として出てくる6人の裁判員たちは、検察側のフィルタリングにかけられた「警察を疑わない善意の市民」ばかりとなり、「自白の任意性」をめぐって弁護側と激しく争う事件について、大きな影響を与えるのは間違いない。「くじ」で選ばれた裁判員候補を、捜査権力が「警

  • 「いま一度、死刑を考える~あなたが裁判員になる前に」報告【大橋】 - 大阪ふたば法律事務所~11年目、針路を見定めて~

    「shikeiteisi.pdf」をダウンロード 今日は、日弁連の主催する「死刑執行停止に関する全国公聴会」の第4弾、大阪公聴会が開かれました。 これは、日弁連が「死刑執行停止法」の制定を求めるためのキャンペーン企画です。 大阪公聴会は、テーマを「いま一度、死刑を考える~あなたが裁判員になる前に」としました。 3年後の2009年からは、裁判員制度が始まります。 我々弁護士など法曹関係者は除外されていますが、皆さんが裁判員に当たり、「死刑判決を言い渡すかどうか」を決める場面に立ち会うかも知れないのです。 松井が小説家の高村薫さんの講演に行きたかったと残念がっていましたので、早速ですが高村さんの基調講演についてご報告しておきましょう。 高村薫さんは、最近、死刑問題でのコメントを新聞紙上によく出されています。 ほとんど外で講演することがない方のようですが、この企画には、人づてでの依頼で講演をお引

    「いま一度、死刑を考える~あなたが裁判員になる前に」報告【大橋】 - 大阪ふたば法律事務所~11年目、針路を見定めて~
  • 仲間由紀恵で?億円キャンペーン~70%拒否に焦る最高裁・法務省こんどは日弁連も加わり」ACTION - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

    とにかく裁判員制度はインチキ (高野 善通) 2006-10-28 00:30:38 裁判員制度に関しては、市民レベルに対して一切の批判意見が封じ込まれているのが現状です。というのも、重罪事件について裁判員制度以外の方法での裁判を原則認めていないゆえに、制度の破綻=国の信用問題にまで関わるためです。 他の「悪法」といわれる共謀罪、国民投票法、ゲートキーパー法などと決定的に違うのは日弁連トップまでが裁判員制度に賛成している点で、この悪法を批判できる有力組織が存在しないことで、権力オール与党化というとんでもない構造がある点です。 おりしも、昨日のNEWS23で「報道の自由度」ランキングで日は51位と主要国の中では相当低い順位だったことが取り上げられましたが、裁判員制度への批判が全くないような社会では、もっと順位が下がっても不思議ではありません。 イメージというか、仕事休むことができないのでは

    仲間由紀恵で?億円キャンペーン~70%拒否に焦る最高裁・法務省こんどは日弁連も加わり」ACTION - 情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄
    himagine_no9
    himagine_no9 2006/10/28
    こんなキャンペーンが張られていることすら知らなかった。
  • 『法学教室』2006年5月号 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    次月号が届いている時期になって書くのもなんだが、 (・・・と言っても別に今に始まった話ではないが) 一応のお約束として軽くご紹介。 法学教室 2006年 05月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2006/04/20メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 新しい連載シリーズの中で一番期待していた行政法の連載が 2回目にして落ちているのが残念でならないのだが(笑)、 代わりに燦然と輝くのが、 酒巻匡教授の裁判員制度に関する解説&対談*1。 このテーマに関しては、 既に様々なところで論評がなされているが、 問題の質を鋭く指摘しつつ、 これだけコンパクトにまとめられた論稿、というのは、 なかなか見当たらない。 個々の問題について言及するのは筆者の能力を超えるし、 対談も含めて一読していただければ 師の思いは十分に読者に伝わるであろうと

    『法学教室』2006年5月号 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~