暴力的なビデオゲームや映画に触れると、人の痛みに鈍感になるとする研究論文を米大学の研究者が発表した。 論文は米ミシガン大学のブラッド・ブッシュマン教授と米アイオワ州立大学のクレイグ・アンダーソン教授によるもので、「Psychological Science」誌3月号に掲載される。 両氏は、暴力的なメディアが病人やけが人を助けようとする気持ちに影響することを示すために実地実験と研究室での実験を行った。「実験により、暴力的なメディアが人助けを減らす可能性があることが明確に示された」とブッシュマン氏は述べている。 1つ目の実験では、320人の大学生に暴力的なゲームと暴力的でないゲームを約20分間プレイさせた。数分後、被験者の前でサクラがけんかの場面を演じ、片方のサクラは足首をくじいて痛みにうめく演技をした。暴力的なゲームをプレイした被験者は、けが人を助けるまでに73秒かかった。非暴力的なゲームを
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