当ブログの書き手である石田豊(享年54歳)は、2009年6月20日午前2時30分、逝去いたしました。 生前の皆様の御厚誼を深謝し、謹んでここに報告致します。 (ポット出版) 理由はわからないけれど、脳の能力が著しく減退している。要は、入院の期間中アホになります、というモードに入っている。もしかすると、院内で処方されているクスリに、多少なりともそっち方向に脳をボケーとさせるクスリが入っているのかもしれない、と思わせるほどだ。 「逆かもしれないよ」 ベッドサイドの椅子でリンゴの皮を剥きながら妻はいう。 「アホになっちゃったんじゃなく、今まで気がつかなかった秘められた事実が、ようやく認識できた、ということなのかもしれないよね」 ま、ずっと苦労をかけてきた相手からの重い感想である。 ともあれ、しっかりモノを考えられない状況にあることに、ぼくはいま、かなり大きな焦燥を感じている。もしかすると、いま、