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ブックマーク / hokke-ookami.hatenablog.com (14)

  • 『けものフレンズ』の降板騒動は、商業的に相応の批判が監督に向けられるほど、クリエイター神話が強化される構図が珍しい気はする - 法華狼の日記

    「元アニメ版権営業」を名乗る匿名記事が、先日の監督降板の件*1を知識がある外部からの推測として書かれていた。 『けもフレ』騒動を、元アニメ版権営業が丁寧に解説する(1) あくまで製作委員会側のポジショントークと理解して、具体的な体験を出せない匿名記事と考慮すれば、これはこれで興味深い文章ではある。 ただ、最大の問題と推測されている部分を読むと、視聴者側の受容を見誤っているとしか思えない表現を使っている。 これで12.1話は、「たつき氏が製作委員会に許可をとらず、勝手に作った」制作物なのだと分かる。 ところがファン側には当然知識がないので、こうした制作物を「公式が出した物」だと思って視聴する。 ここでの「公式」とは、メディアミックス企画でひとつのメディア作品を担当したスタッフを指すか、それとも製作委員会における正式な手続きをとおしたという意味か。 問題の後日談12.1話は、公式の映像スタッフ

    『けものフレンズ』の降板騒動は、商業的に相応の批判が監督に向けられるほど、クリエイター神話が強化される構図が珍しい気はする - 法華狼の日記
  • ウィキペディア脳の恐怖 - 法華狼の日記

    まだ書くことは多々あったのだが、ちくわ氏が「感情」をいだいた経緯についての説明を読むにつけ*1、愕然とした気分になった。返答の難しさ、ネットで言葉を伝えることの大変さを改めて思い知った。 以上、事件の細かい総括に関しては、Wikiの該当記事を参照に記述。 まず、誰でも編集できるWikipedia、しかも時事問題にからんで激しい議論の対象となった項目は、記述は参考にすることも難しい。もし編集合戦になれば*2、記述が短時間で書き換えられ、情報源としても心もとない。リンク先を読みにいくと、全く異なる記述になっていることも多い。 上司や雇用主から「ネットに君の悪行が書いてあったから、明日から来なくていい」と告げられて納得する人はいるだろうか。懲戒請求とは、つまりそういうこと。 とりいそぎ前後して、裁判に対する具体的な誤謬だけ提示しておく。個々の評価にはふれない。 検察の主張は以下の通り。 1.加害

    ウィキペディア脳の恐怖 - 法華狼の日記
  • 人を殺して切断して懲役7年の判決となる社会は、君達が望んだものではなかったか - 法華狼の日記

    渋谷妹殺害事件について、精神鑑定をほぼ受け入れた地裁判決が出た。もともと検察の求刑も懲役17年だったのだが、さらに軽い懲役7年だ。逆に、弁護側の主張よりは重い刑であることも注意しておく。 http://mainichi.jp/select/today/news/20080527k0000e040067000c.html 東京都渋谷区の歯科医宅で06年、長女の短大生、武藤亜澄さん(当時20歳)が殺害、切断された事件で、殺人と死体損壊の罪に問われた兄の元予備校生、勇貴被告(23)に対し、東京地裁(秋葉康弘裁判長)は27日、懲役7年(求刑・懲役17年)を言い渡した。死体損壊罪については無罪とした。 判決は勇貴被告の責任能力について「殺害時には完全責任能力があったものの、死体損壊時には心神喪失の状態にあった可能性が否定できない」と判断した。 公判では、勇貴被告を精神鑑定した鑑定医が「殺害時は心神耗

    人を殺して切断して懲役7年の判決となる社会は、君達が望んだものではなかったか - 法華狼の日記
  • 自分で耳をふさぎながら「沈黙してる」と騒ぐ人 - 法華狼の日記

    チベット問題に対して平和団体が「沈黙」しているというコピペが流布されている。現在「チベット 平和団体」等の単語を使うと、google検索で上位に来る。 チベット暴動で住民多数死亡! 平和団体の皆さ〜ん、今こそ行動ですよー | Nereide Design Blog*1 チベット大虐殺での反戦団体・人権団体の動き http://homepage3.nifty.com/peace_walk/Welcome.html 9条ピースウォーク → 無視 http://pwkyoto.com/ ピースウォーク → 無視 http://www.jca.apc.org/~husen/index.htm 不戦のネットワーク → 無視 http://ameblo.jp/yes-peace/ ピースウォーク金沢 → 無視 http://peacetea.hp.infoseek.co.jp/ 平和を望む東大生の会 

    自分で耳をふさぎながら「沈黙してる」と騒ぐ人 - 法華狼の日記
  • 橋下徹弁護士の時間感覚 - 法華狼の日記

    今枝弁護士が懲戒請求者に釈明を求める文書を送っていたことは知っていたが、橋下弁護士が反応したのは少し驚いた*1。 http://hashimotol.exblog.jp/6613152/ 懲戒請求をかけ、その後、今枝弁護士より求釈明書が届いて、不安を持たれている方は、ご一読いただければと思います。 「求釈明書が届いて、不安を持たれている方」に読んでもらうエントリということだが…… 今枝弁護士が、常識はずれの文書を、懲戒請求した皆さん方に送りつけてきたようです。 全く困った弁護士です。 この文体を見れば、どれだけ常識はずれなのかは、世間にとって一目瞭然です(下のリンクからご覧ください)。 「文体を見れば」とか「ご覧ください」といっても、エントリで想定している読者は現物を読んでいるはずではないのか。専門家たる弁護士として批判するならともかく、ただ「世間にとって一目瞭然」と主張しても不安は治まら

    橋下徹弁護士の時間感覚 - 法華狼の日記
  • 『たかじんのそこまで言って委員会』 - 法華狼の日記

    大阪発のバラエティ番組。橋下弁護士ブログの宣伝に釣られて視聴した。 冒頭の馬鹿騒ぎは省略して、番組中盤からについて。 まず、橋下弁護士が訴えられたという説明からして違和感がある。まず橋下弁護士が番組を通じて一般から弁護団に訴えるべきといった主張をしたのだから、「訴え返された」と表記してほしい。 パネラーの三宅氏が、もし私なら裁判より先に番組に出ると発言し、「それが普通」と主張していたのも、どちらが先に訴えたか自覚がないからではないか。 小さな話ではあるが、懲戒請求の重みを感じさせないような表現で統一されているのは、この番組に限らない問題だと思う。 橋下弁護士が一貫して「説明責任」を問うていたという、経過まとめも不思議。弁護団から説明がほしいという話と、弁護団に対して懲戒請求をしてほしいという話は全く異なる。 そうしてたかじん氏と辛坊氏とが安田弁護士に番組参加を呼びかけたが*1、橋下弁護士と

    『たかじんのそこまで言って委員会』 - 法華狼の日記
  • 死刑制度を維持したい - 法華狼の日記

    ……と主張する人々が、光市母子殺害事件において懲戒請求を行った人々と重なっていることは、司法へ感情を持ち込むことの問題点を浮き彫りにした。回りまわって死刑廃止論に一定の説得力をもたらしたのだから、橋下弁護士こそ裁判を死刑廃止運動に利用したという陰謀論すら成り立つだろう。それほど稚拙さが専門家*1から指摘されている、ということである。 さておき、裁判に関連して以下の弁護士による死刑廃止論は考えさせられた*2。 なんとも不毛な光市母子殺害事件裁判 - なるしす日記 さて、被告人・弁護人がこのような対応を取ったことで、村さんは深く傷つくことになりました。それはそうでしょう。こんな荒唐無稽とも言うべきストーリーを聞かされるのは、耐えられないことだと思います。 しかし、このような結果は、実は、村さんが被告人に死刑を適用しようと奮闘した結果として、半ば起こるべくして起こったことなのです。何が何でも

    死刑制度を維持したい - 法華狼の日記
  • 刑事裁判は被害者を救えない、ならばどうする? - 法華狼の日記

    強調は引用者。 http://www.sanyo.oni.co.jp/newsk/2007/09/20/20070920010007651.html 広島高裁で20日あった山口・光市母子殺害事件公判で陳述した村洋さんの意見の要旨は次の通り。 この裁判での意見陳述は2回目となります。5年9カ月前の広島高裁で、私は以下のように述べました。「と娘の最期の姿を君は忘れてはならない。君が犯した罪は万死に値します」 初めての意見陳述の時、死刑判決が下されない可能性が高いと思っていました。君が社会復帰した時に二度と同じ過ちを犯してほしくないと思い、人間としての心を取り戻せるようにと一生懸命に話しました。5年以上の歳月が流れ、死刑判決の可能性が高まり、弁護人が代わり、君は主張を一変させた。それがわたしを今最も苦しめています。 村氏は昔からメディアで極刑を望む発言をくりかえしていた。しかし最初の意見陳

    刑事裁判は被害者を救えない、ならばどうする? - 法華狼の日記
  • 時系列を追うことすらできないのか - 法華狼の日記

    テレビ朝日系の正午ワイドショー『ワイドスクランブル』で、とんでもない推測が立てられていた。それは、今年になって冤罪と判明した事件があったから、便乗して検察主張を否定し始めたという説だ。なるほど、この論理ならば冤罪判決が多く出るほど、検察主張を問題視しにくくなる。 しかし思い返してみよう。法医学的に疑問があるという指摘は、弁護団は最初期から主張していた。安田弁護士記者会見において、逆手で首を押さえる様子を再現していたことが批判材料となっていたのに、もう忘れてしまったのだろうか。それとも再現していた姿を見ても、検察側の主張と異なっていたことすら気づかなかったのだろうか。 もしも弁護団が最近の冤罪事件に合わせて主張を展開しているなら、一年前に冤罪が判明すると知っていたことになる。安田弁護士は司法における全知全能の神だとでもいうのか*1。 それにしても、元最高検察庁検事という肩書きに土武司という

    時系列を追うことすらできないのか - 法華狼の日記
  • 刑事弁護士の資格とは何だろう - 法華狼の日記

    今枝仁弁護士が記者会見で涙を見せた。 どのような経緯で涙を流したのか報道だけでは判然としなかったが、ブログで理由の一端が説明されている。 http://beauty.geocities.yahoo.co.jp/gl/imajin28490/view/20070921/1190329867 被告人の言っていることは、当に、真実なのですか、当に、反省しようとしているのですか、あなたがた弁護人は、人間として恥ずかしくない弁護活動をされていますか、と。 私は村洋さんの気持に真剣に応えようと思う。 社会のほとんどが私の思いを誤解し、非難しても、村洋さんに少しでも伝われば、それでもいい。 昨日の記者会見では、そういう思いがきわまって泣いてしまった。 ああいう場で泣いた行為は、未熟であり、卑怯であり、遺族として人前で涙を流さない村洋さんに対しても、すこぶる非礼な行為であったことを真摯にお詫びし

    刑事弁護士の資格とは何だろう - 法華狼の日記
  • 橋下徹弁護士自身は説明するつもりがないらしい - 法華狼の日記

    もはや、いちいち突っ込んでもしかたない話かもしれない。 http://hashimotol.exblog.jp/6421242/ 解説が遅れてすみません。 原告から訴状が日届き、その対応等に時間が必要なため、すでに懲戒請求された方の懲戒請求が違法にはならないことの解説が後回しになってしまいました。 日、「たかじんのそこまで言って委員会」の収録がありました。 この収録で、すでに懲戒請求された方の懲戒請求が違法にはならない点を説明しました。 9月9日放送です。 放送内容によっては、ブログで補充します。 取り急ぎご報告まで。 遺族に対して理由を徹底的に説明した上で欠席するべきと主張*1しながら、自身は訴状の対応に時間が取られたからと解説を後回しにする矛盾。しかも、一度すでに後回しにしている*2。 番組は幸いにも見られるが、ローカル番組である以上は視聴不能な者も相当数いるだろう。視聴可能地域で

    橋下徹弁護士自身は説明するつもりがないらしい - 法華狼の日記
  • 橋下徹弁護士の記者会見報道について - 法華狼の日記

    http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070905k0000e040065000c.html 橋下弁護士:母子殺害弁護団からの賠償訴訟で反論会見 山口県光市の母子殺害事件の被告弁護団(22人)に加わっている広島県の弁護士4人から、テレビ番組での発言を巡って損害賠償請求訴訟を起こされた橋下(はしもと)徹弁護士(38)=大阪弁護士会所属=が5日、東京都内で会見し「法律家として責任をもって発言した。違法性はないと確信している」と反論、全面的に争う姿勢を示した。 橋下弁護士は「差し戻し審でなぜ大きく主張を変えたのか、被害者や社会に分かるように説明すべきだ」と弁護団を批判した。 原告4人が3日に広島地裁に出した訴状によると、橋下弁護士は5月27日に出演した関西の民放テレビ番組で、弁護団について「もし許せないって思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒

    橋下徹弁護士の記者会見報道について - 法華狼の日記
  • 橋下徹弁護士の主張がゆれている - 法華狼の日記

    そもそも批判に値するような確固たる主張すらしていないのではないか、とも感じる。 橋下弁護士ブログの文章は改行頻度が激しく、意味が重複する文章も多く、感情に任せて書いていないだろうか。それこそ枝葉末節にこだわって、一貫した説明ができていないのではないか。 実際に主張は一貫していない。 http://hashimotol.exblog.jp/6366720/ 緊急集会でも村上弁護士は、被告人は順手で首を絞めたわけじゃない。逆手で首を絞めた。口をふさごうとしたところ、手が滑っただけと強調していた。 その場のカルト弁護士集団も、証拠に基づく的確な事実認識と感極まっていたけど、馬鹿じゃないか!! 僕は質問した。「逆手であっても、被害者は亡くなっている。相当な力が入っていたからこそ死に至ったんじゃないか」 村上弁護士も、相当な力が加わったことは認めた。 単体でも説得力がない文章だが、以前に自身が書いた

    橋下徹弁護士の主張がゆれている - 法華狼の日記
  • 法律を守れといいたいのか、守るなといいたいのか - 法華狼の日記

    橋下徹弁護士のブログに新しいエントリが上がっていた。 http://hashimotol.exblog.jp/6366720/ 校正不足*1なところを見ると、当に橋下弁護士1人で書いているブログなのか*2。 さて、橋下弁護士は光市母子殺害事件について語る前に、オウム真理教弁護団について批判しているのだが、この時点で不思議なところがある。 以下、強調は引用者。 僕ですら、刑事裁判のときにはスーツネクタイで出廷する。被害者が存在するし、刑事裁判は社会全体の公器だからね。 民事の証人尋問のときにも、相手に直接接することだから、スーツで出廷する。ネクタイは場合によるかな。この辺は民事ということでご容赦を。 バカじゃないの。なんでたかだか弁護士相手に、きちんとした服装を、くそ暑いのにしなきゃなんないの。当事者じゃなく代理人なんだから気を使うことはない。 刑事事件でも相対するのは検事であって被害者で

    法律を守れといいたいのか、守るなといいたいのか - 法華狼の日記
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