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ブックマーク / magazine-k.jp (25)

  • 「自炊の森」はだめでしょう

    自炊の森という店が秋葉原にプレオープンしたそうだ(akiba PC hotline 2010年12月28日号)。断裁済みのとかマンガ、業務用スキャナをおいて、自炊させるサービスだそうだ。 ●自炊の森 Twitterアカウント http://twitter.com/jisuinomori こりゃダメでしょう。ツイッターでは 当店のサービスの要点は、利用者ご自身が自分の体を使って自炊(スキャン)する、という点です。著作権法で定められている私的複製の要件として、これが求められるからです。 http://twitter.com/#!/jisuinomori/status/19075483773706240 とか書いているけど、著作権法では完全にアウトだと思う。その最大のポイントは、断裁済みのを貸し出すところだ。この店に並べられているやマンガを出版している版元は、法的手段を、出来るだけ早くとる

    「自炊の森」はだめでしょう
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    himagine_no9 2011/01/12
    2010年12月30日付。
  • 印刷屋が三省堂書店オンデマンドを試してみた

    電子書籍元年と何かと騒がしかった2010年、その締めくくりは電子書籍ではなくオンデマンドブックサービスだった。 三省堂書店が米国On Demand Books社の提供するオンデマンド印刷製機であるエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)を店舗に導入するというニュースが入ったのは8月の上旬。 EBMを最初に導入する同業者はどこになるか、興味をもって見守っていた僕は驚きとともにそのニュースを読んだ。 Espresso Book Machine 僕がエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)という、洒落た名前のオンデマンド印刷・製機の存在をWEBのニュースで読んだのは確か2008年のこと。割合にコンパクトな機械で、公共の施設等に設置可能だという。オーストラリアの書店が同年これを導入しているが、僕は(間抜けなことに)日では出版系の印刷屋がこれを導入するものと思い込んでいた。 EBMの初号機は200

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    himagine_no9 2011/01/12
    2010年12月20日付。
  • 「タルホ・フューチュリカ」をいま読むには

    1993年6月、メディアとしてフロッピーディスクを使用した、稲垣足穂「タルホ・フューチュリカ」という電子書籍が発売されました。株式会社ボイジャーのウェブサイトによると、1992年10月に設立された同社が、日向けの商品として手がけた最初期の電子書籍であるようです。 この電子書籍には、稲垣足穂の「一千一秒物語 (1923)」、「未来派へのアプローチ (1966)」、「物質の将来 (1974)」という三作品のテキスト、そして、これらの三作品とは毛色の異なる、「オルドーヴル (1954)」という作品が収録されています。「オルドーヴル」は、商品パッケージの解説によると「タイポグラフィックなアニメーション・スタック」として製作されており、グラフィックデザイナーの永原康史 (現・多摩美術大学教授) がデザインを、音楽家の藤由紀夫 (現・京都造形芸術大学教授) が音楽を担当しています。 「オルドーヴル

    himagine_no9
    himagine_no9 2011/01/12
    電子書籍/CD-ROMに本質的に付きまとう問題について。これにDRMが絡んでくるとまた厄介なんだ。
  • 電子書籍論と歴史的視点 « マガジン航[kɔː]

    以下は、『図書新聞』2010年7月24日号(第2975号)に掲載された拙稿です。同号は「2010年上半期読書アンケート」にあわせるかたちで、「電子書籍」特集の体裁も採っています。この記事のほかには、目玉企画として、前田塁・永江朗・藤沢周・円城塔の4氏による座談会「「電子書籍元年」、何を考えるべきか」が掲載されました。ご関心がおありの方は、ぜひ図書新聞編集部に問い合わせるか、図書館などでバックナンバーにあたっていただければと思います。 さて、今回、当該記事をサイトに転載していただくにあたって、縦書きを横書きに変更し、改行数を増やし、小見出しを貼付しました。内容面での改筆は行なっておりません。基的に初出のままです(ただし、校正前データを利用)。そのためもあって、ネットにアップするテキストとしてはいささか違和のある文体になったように思います。すなわち、紙に印刷されたテキストをそのままネットに

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  • 今年は「電子書籍2年」、それとも?

    あけましておめでとうございます。今年も「マガジン航」をよろしくお願いいたします。 昨年は「電子書籍」をめぐる報道が相次ぎ、ときならぬ流行語となりました。年末にあわただしく国内の各メーカーから電子書籍を閲読できる端末が発売され、プラットフォームは早くも乱立気味ですが、実際のサービスは始まったばかり。今年の成否によって、昨年が当の「元年」だったかどうかが判断されることになるでしょう。 DIYとしての電子書籍 2010年のオモテの流行語が「電子書籍」だとしたら、ウラの流行語は「自炊」そして「ダダ漏れ」といったところでしょうか。電子書籍ブームと言われるわりに、魅力的なコンテンツが十全に供給されないことに苛立ったユーザーが、自発的に紙のを断裁してスキャンして読みはじめた、DIY的なムーブメントが「自炊」です。来、読者自身が行うのでこう呼ばれたのですが、めざとい業者が代行サービスを開始し、そのこ

    今年は「電子書籍2年」、それとも?
  • ジャパニーズ・ブックダム(仮称)計画案

    語のの全文検索 →一部表示サーバーをインターネット上につくる 何度か「ジャパニーズ・ブックダム」という計画をやりたい、と表明していたので、その具体的なことをできるだけ整理してみました。 「ジャパニーズ・ブックダム計画」は、日で、日語(ジャパニーズ)の(将来は雑誌や電子書籍も)のインターネット上での全文検索を可能にし、検索されたページ=の一部表示をするサーバー設置を、国立国会図書館と出版社の共同の取組みで実現しようというものです。 国立国会図書館 長尾真館長が、いわゆる「長尾プラン」を発表して、を生業にしている出版業界、書店、取次、図書館、をはじめネットワークでさまざまな発言している人たちの間でも話題になりました。この構想は、国立国会図書館が、日全国さまざまな地域に住む人たちに、ひとしく資料へのアクセスを提供するために、書籍を電子化し、利用者からの料金徴収をおこなうというも

    ジャパニーズ・ブックダム(仮称)計画案
  • アマゾンの「ポチ買い」は書店を滅ぼす?

    Some rights reserved by mikecogh 先週、アマゾンのニュースで「iPhoneのバーコードを写メするとその場でアマゾンからオーダーできるアプリをまもなく発表」というのを見て、こりゃまたなんて恐ろしいことが! これでまたインディペンデント系の書店がつぶれるな、というツイートをしたら、日の人たちからの反応が「で、それが何か?」系だったので、これがどれだけ恐ろしいのか、説明してみる。 ようするに、屋に足を運び、現物を手に取りながらそこでを買わずにアマゾンでオーダーしちゃうというのだ。これが図書館や、友だちの家にいて「この、自分でも買いたいな」というシチュエーションなら問題ないかも知れない。だけど、屋に来てまでそれをやってしまうのだよ。しかもアメリカ屋、ハタキを持った親爺もいなければ、客の目が届かない死角が多いんだよ。 たしかにアマゾンは今までにも「フ

  • キンドルで読書体験の共有が可能に

    以前、藤井あやさんが「キンドル萌漫」で紹介してくれた、キンドル・ファームウェアのバージョン2.5へのアップデートがついに開始されたようです。うちのキンドルにも、昨日の午後に自動的にインストールされており、さっそくいろいろ試してみました。 キンドルストアから購入した電子書籍や、自分のパソコンからインストールしたPDFファイルがフォルダで管理できるようになったことや、PDF を拡大表示できるようになったことも大きいですが、今回のアップデートの最大のポイントは、読書中ののハイライト箇所をネット上で共有したり、ツイッターで呟いたりできる、「読書体験の共有」機能でしょう。 現状では英語でしか書き込めませんが、この機能を使えば、を読み進めながら、気に入ったフレーズに対するコメントをツイッター上でリアルタイムにつぶやいたり、同じを読み進めている人の感想を知ることができるなど、ゆるやかな「読書会」が

    himagine_no9
    himagine_no9 2010/10/18
    6月20日付。
  • 電子時代の読書~過去そして未来

    人は電子書籍を買わない 私が電子書籍(eBook)の世界に足を踏み入れたのは、2002年にPalm Digital Mediaで働き始めたことがきっかけです。この会社は当初はPeanut Pressという名前で、「を電子的に出版する」というシンプルな計画のために1998年に設立されました。この計画が発表されるとただちに、技術的にも、経済的にも、政治的にも、蜂の巣をつついたような大騒ぎが起きました。 さいわい多少とも先見の明があったのか、この会社は数年後には「世界最大の電子書店」を自称するまでに成長します。しかし、ドットコム・バブルの最盛期に設立されたにもかかわらず、Peanut Pressの創業者は早々と会社の支配権を失ってしまいます。今から思えばこの事件は、今日にいたるまで真実として通用する、ひとつのサインを送っていました。すなわち「人は電子書籍を買わない」のです。 無能な経営者たちの

    電子時代の読書~過去そして未来
  • 電子書籍にDRMは本当に有効か?

    においては、KindleiPadを「黒船」に見立てる言説が多いですが、現在の出版業界をかつての音楽業界とのアナロジーで語る見方もよく見かけます。つまり、iPodとiTunes Music Storeが音楽産業において果たした役割を、iPad(iBook)やKindle電子書籍市場の立ち上がりにおいて担うというわけです。 当然ながらその見方には新しい市場の開拓への期待だけでなく不安も多分に含まれますが、その不安のひとつに音楽業界に大きなダメージを与えたファイル共有などの海賊行為の歴史が、電子書籍においても繰り返されるのではないかという懸念があります。 今年の元旦に公開されたCNN.comの記事はタイトルからしてその懸念をストレートに表現しています。記事の中で、『リザベーション・ブルース』などの邦訳がある小説家、詩人のシャーマン・アレクシーは、「自分がスティーブン・キングやジェイムズ・

    電子書籍にDRMは本当に有効か?
  • iPad到着

    先週末、ボイジャーにiPadが到着しました。以前のキンドル到着時と同様、箱の開封段階から、さっそく映像でお送りします。 気になるiBooksの書棚には、A.A.ミルンの『クマのプーさん』(英語版)があらかじめインストールされていますが、試みに青空文庫から落とした芥川龍之介の「所両国」を、XHTMLからePubに変換してiBooksで表示してみたところ、横書きながらも、ルビもふくめ日語が表示されました。 またiPadはタテ表示の状態でウェブブラウザとして使うときわめて快適。『マガジン航』を読むにもうってつけです。 キンドルなどのディスプレイに利用されているe-inkによる電子ペーパーに比べ、iPadのディスプレイは明るくて読書には向かない、という話題がありますが、ボイジャーのプログラマである祝田久さんは、この問題について次のような感想を述べています。 おそらくそれは、iPadのディスプレ

  • ジャパニーズ・ブックダムの夢

    はじめに まずはじめに、今日の話の前提としてお伝えしておきたいんですが、僕は「出版が社会から不要と宣告されて潰れてしまったら、それはそれでしょうがない」と思っています。消えるものはどう抵抗しようが消えるだろうし、逆にいえば必要な限りは存続できると思うんですね。 実際、出版に関連する仕事の中でも、写植屋という商売は僕らが潰してしまってます。ポット出版も、かつては写植屋に毎月20万円分くらい仕事を発注していましたが、1992~93年頃を境に、ぴたりと一銭も払わなくなりました。写植屋に頼むとB4版程度の印画紙一枚あたり1万円くらいかかるところを、自分でパソコンを買ってデータを作り、それを通信で送れば、1000円とか2000円とかでできちゃうんだもの。このほうがぜんぜん安く済む、そう思ってみんなが乗り換えた結果、写植屋はバタバタ潰れていきました。 そうやって僕ら自身も関連業種を潰していったわけだか

    ジャパニーズ・ブックダムの夢
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    himagine_no9 2010/02/11
    全文検索が読者にメリットあるかって質問はズレてる。殆どの本でそもそも全文検索が提供されてないから。有用性なんて見えるわけなくてさ。はっきり言って、自分の持ってる本がブック検索に入ってたら俺は使うよ。
  • 巨大電子書籍サイトがやってくる前に

    皆様初めまして。万来堂日記2ndというブログをやっております旅烏と申します。 少しだけ新刊書店にいたこともあるのですが(少しだけです。ほんの少しだけ)、現在はいわゆる新古書店に勤務しております。そのくせ、自分の勤務先ではあまり金を使わず、毎月新刊を2~3万円位購入し、「なぜ貯金ができないんだろう?」と頭をひねる不良店員でありますが。 ブログでは気の向くままにあることないこと書いているのですが、出版業界について書いたことも度々ありまして。それを読んでいただいた『マガジン航』さんから、何か書いてみませんかと声をかけていただいた次第です。 昨年2009年は、海の向こうで電子書籍をめぐる動きが活発化していることが、日でも多く報じられた年でした。例えばグーグル「ブック検索」の集団訴訟和解についての問題。この和解は無料の検索に関するものであったかと思いますが、有料サービスもきちんと視野に入れているよ

    巨大電子書籍サイトがやってくる前に
  • 日本産アニメ・マンガの違法流通について考える

    電子書籍元年」とも言われる今年、年頭から電子書籍をめぐっていろいろとニュースが舞い込んでいる。たとえば「電子書籍へ大手が大同団結」(Asahi.com)は、キンドルに代表される読書専用端末の到来による市場変化を見越した大手出版社の「日電子書籍出版社協会」(仮称)設立の動きを伝えたものだ。 わたしはマンガ専門の出版エージェントや翻訳をしている仕事柄、電子書籍には人並み以上の関心をもっている。しかし電子書籍を(たとえ専用端末上であっても)消費者にお金を出して積極的に購入してもらうには、ネット上に流通している「著作権者に無断でアップロードされ、その気になれば誰にでも無料で手に入る違法コンテンツ」がなくなることも同様に大事だと考えている。 監視団体による調査報告 ここにアトリビューター(Attributor)というネット上の違法コンテンツを監視する団体が1月14日付で発表した、ネット上の違法コ

  • プライバシーに関する電子書籍バイヤーズガイド

    以下の文章は、エド・ベイリー(Ed Bayley) による An E-Book Buyer’s Guide to Privacy の日語訳である。 2009年の終わりまで秒読みだが、今年のホリデーショッピングの季節の期待の星は電子書籍リーダー(Eリーダーとも呼ばれる)である。アマゾンのキンドルからバーンズ&ノーブルから新発売のNookにいたるまで、電子書籍リーダーは、MP3が我々の音楽の買い方や聞き方を買えたのと同じように、我々のの買い方や読み方を変え始めている。 残念なことに、電子書籍リーダーの技術は、読者のプライバシーに新たな重大な脅威をもたらしてもいる。電子書籍リーダーには、利用者の読書習慣や場所に関する相当量の情報をリーダーを販売する企業に報告し返す機能がある。しかも主要な電子書籍リーダーのメーカーで、どんなデータが収集されるのか、またその理由についてはっきりとした言葉で消費者

  • 「未来の本」のために必要なこと

    今年のクリスマスの日、アメリカのアマゾン・コムではついに、キンドル用の電子書籍の売り上げが紙のを上回ったそうです(アマゾンのプレスリリースはこちら)。キンドルに対抗してクリスマス商戦前に売り出されたバーンズアンドノーブルの電子書籍リーダーNookも人気で、品薄が伝えられています。こうした報道を見ると、アメリカではそろそろ電子のが、紙のと同様に生活に根づきつつあるのだな、と感じます。 ここに掲載したイラストは、漫画家のさべあ のまさんに、以前、私が編集をしていた『季刊・とコンピュータ』という雑誌の「未来ののつくり方」という特集のなかで、「2100年の」というテーマで描いていただいたものです。来年は「2100年」ではなくまだ2010年ですが、このイラストのなかで夢見られている機能のうち、すでにいくつかは実用化されています。しかし、いまだに私たちの目の前に「未来の」は登場していませ

  • グーグル「ブック検索」訴訟が投げかけたもの

    今年の夏、東京国際ブックフェアのボイジャー社のブースで弁護士の村瀬拓男さんが行った、グーグル「ブック検索」集団訴訟についての講演映像がボイジャーのサイトで公開されました。村瀬さんは新潮社でCD-ROM版『新潮文庫の100冊』をはじめとする電子書籍を担当されていた、電子出版のエキスパートです。その後、弁護士に転身され、現在は法律家の立場から、著作権をはじめとする問題に積極的にかかわっています。 ブックフェアでの講演当時は、「ブック検索」集団訴訟の和解案が、日を含む全世界を巻き込むことが明らかになり、出版界が騒然としていた時期でした。その後、11月13日に修正和解案が示され、日国内で出版されたは集団訴訟の和解から除外される見通しになりました(日書籍出版協会事務局による修正和解案の訳文 PDF)。しかし、集団訴訟和解からの除外はけっして問題の解決ではありません。たんに訴訟以前の状態への復

    グーグル「ブック検索」訴訟が投げかけたもの
    himagine_no9
    himagine_no9 2009/12/22
    ブクマしとらんかったか。
  • フリーミアム実践の舞台裏を聞いた

    電子メディアと出版の未来に関心のある当マガジンの読者ならすでにご存じだとは思うが、『ロングテール』のベストセラーで知られる、米『Wired』誌の編集長クリス・アンダーソンの新著『フリー』の邦訳をNHK出版が先月下旬に刊行し、その事前キャンペーンとして、1万人限定・期間限定で全編をオンライン無料公開した。 書のテーマである、商品やサービスの無料と有料を戦略的に組み合わせるビジネスモデル「フリーミアム」を自ら実践した格好で、どちらかと言えば保守的な印象のあるNHK出版が業界初の試みを仕掛けた意外性もあった(もっとも、米国での原書の販売に際しても近い形で無料公開を実施していて、それを基に日独自の工夫を加えたものではあるが)。 上のリンク先にもあるように、開始から約43時間で登録者数が1万人に到達し、無料のキャンペーン自体は成功裏に終わったが、さて肝心の「(プレ)ミアム」、つまり書籍販売の状況

  • 電子書籍に高まる出版社の期待

    12月2日に東京電機大学で開催された、「版元ドットコム入門・電子書籍の状況から作り方売り方まで」に参加してきました。版元ドットコムは、出版社が共同で書誌データベースを構築し、ネット上でのの販売を行うなど流通改善を目的とする団体で、この記事を書いている現在で156社が加盟しています。 この版元ドットコムが主催した今回の勉強会は、電子書籍ビジネスの現報告状をはじめ、その具体的な作り方や手順の講習、さらには国立国会図書館の進める「電子図書館」構想やアメリカで一足先に進んでいるの「クラウド化」の構想など盛りだくさんの内容で、200人を超える参加者がありました。 当日の登壇者と演題は下記のとおり(敬称略)。 「電子書籍の制作と販売の実際」 梶原治樹(扶桑社 デジタル事業推進チームマネージャー)、漆山保志(同 電子書籍担当)、「PCiPhone/携帯での配信実例」 鎌田純子(株式会社ボイジャー取

  • “BookServer”これは驚き!

    「アマゾンだ やれグーグルだ 我一人」……一句、最近の心境をのべてみる。 冗談はさておき、重要なニュースがとび込んできた。「インターネット・アーカイブ(とその友人たち)が”BookServer”を発表」。「これはグーグル、アマゾン、そしてアップルの真の競争相手になる可能性がある」――とある。わが心境の琴線がびりびり振れた。興奮気味に伝えられた発表の概要を翻訳したのでまずはお目通しいただきたい。詳細レポートはフラン・トゥーラン(Fran Toolan)によるものだ。 ブルースター・ケール(Brewster Kahle)、この名前に覚えのある人は少なくないとおもう。WaybackMachineで有名なインターネット・アーカイブ(Internet Archive)の創始者、図書館長。かつて『季刊・とコンピュータ』(2003年冬号)で、室謙二さんと二木麻里さんが”Book Mobile”計画の全