(2013年9月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) インド・ハイデラバードの卸売市場で、運搬前にタマネギの重さを量る作業員たち〔AFPBB News〕 インドでは涙が出るほどのタマネギ価格の高騰が予想外のインフレ昂進に寄与した。インフレ率上昇は16日にインドの金融市場を揺るがし、今後、マンモハン・シン首相率いる連立政権を困惑させることになる。 タマネギ価格は過去1年で3倍以上に高騰しており、卸売価格は245%跳ね上がった。 インド商務省によると、卸売物価指数で見たインフレ率は7月の5.79%(前年同月比の上昇率)から8月の6.1%に急騰した。主に食料価格の上昇率がこの1カ月で11.91%から18.18%に跳ね上がったためだ。 インドは年間およそ1500万トンのタマネギを生産しており、タマネギはほぼ毎食欠かせない食材と見なされている。 インド料理に欠かせないタマネギ、過去には価格高騰で