ピントの位置で変わる印象の違い 花マクロ撮影は、ピントを合わせる位置によって被写体の印象は大きく変わってくる。ピント位置はとても重要なのだ。一般的に、人は花の蕊(しべ)に目を合わせるといわれており、撮影でも蕊にピントを合わせるのが基本になる。またサルビアのような小さな花が集中した被写体では手前の花にピントを、アジサイのような球体の形をした被写体には中心部の手前の花にピントを合わせるというセオリーがある。しかし、これはあくまでセオリーであり、被写体を見て美しいと感じた部分にピントを合わせることが大切なのだ。例えば朝露の水滴や、陽に透けた葉の葉脈など、自分が表現したいと感じたものを素直に撮ってみよう。 【ピントのセオリー】