仏パリ郊外セルジーポントワーズにある研究所で撮影の顕微鏡(2010年2月24日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/ERIC PIERMONT 【11月5日 AFP】一般的な寄生虫である小型条虫が原因で体内に腫瘍ができた患者が初めて確認されたとの研究報告がこのたび発表された。これまでに分かっていない同様のケースの存在も懸念されるという。 米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載された報告によると、この患者は、コロンビア在住の男性(41)で、2013年に、咳、熱、体力低下、体重減少などの症状が数か月にわたり続いていると訴え医療機関を受診した。男性は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染していたが、特に治療は受けていなかった。 医師らは、男性のリンパ節と肺の腫瘍から細胞を採取。一部にヒトがん組織に似た奇妙な病変
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