常に発展し続ける、現代建築の技術。しかしどんなに技術力が上がっても、日本古来の伝統的な歴史建築には、耐久性の面で及ばないといいます。一体なぜなのでしょうか。『「ハイテク」な歴史建築』(KKベストセラーズ刊)の著者・志村史夫氏に話を聞きました。 鉄筋コンクリート建築と木造建築、強いのはどっち? 現代の建築物、建造物の主要な材料といえばコンクリートです。 コンクリートは骨材(一般的には砂、砂利)、水、セメントを調合し、こね混ぜて固まらせた一種の人造石を指します。コンクリートは圧縮力には強いのですが引張力には弱いため、建造物にはコンクリート単体で使うより引張力に抵抗してくれる鉄筋を入れた、鉄筋コンクリートとして使われることが多いのです。事実、現代の木造建築物以外の建造物のほとんどは例外なく鉄筋コンクリート造りです。 じつは、鉄筋コンクリートの構造と木の細胞壁の構造とはそっくりなのですが
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