イギリス政府は、フランス北部の港町から海底トンネルを通って移民や難民が入国するのを防ぐため、フランス政府の同意を得てトンネルに向かう幹線道路沿いに高さ4メートルの壁を建設する方針を明らかにしました。 イギリスの内務省は、海底トンネルを通って移民や難民が入国するのを防ぐため、フランス政府の同意を得て、トンネルに向かう幹線道路沿いにおよそ1キロにわたって高さ4メートルの壁を建設する方針を明らかにしました。 イギリスのメディアによりますと、壁はコンクリート製で建設にかかる費用190万ポンド(日本円で2億5000万円余り)はイギリス政府が拠出し、今月中に着工して年内に完成するということです。キャンプ周辺では治安が悪化しているとして住民の反発が強まっていて、キャンプの撤去や、別の場所での移民や難民の受け入れなど、抜本的な対策が必要だという指摘も出ています。