北海道で秋サケ漁が記録的な不漁となった去年、東京の築地市場で取引されたイクラの平均価格は1キロ当たり6342円と、バブル期直後の平成5年以来、24年ぶりの高値となりました。 主な要因は、北海道をはじめ、去年の秋サケ漁が記録的な不漁となったためで、市場でのイクラの取引量はおよそ137万キロと、平成に入って最も少なく、ピーク時の3分の1程度にとどまりました。 築地市場の卸業者でつくる東京都水産物卸売業者協会は、「日本が主に輸入しているロシアでもサケが不漁で、仕入れできる量が極めて少なくなった。日本人には欠かせない食べ物の1つなので、ことしは少しでも漁が上向くことを期待したい」としています。