北海に設置された洋上風力発電所ジェミニの風力タービン(2017年5月3日撮影、8日公開)。(c)AFP/GEMINI WINDPARK 【5月12日 AFP】オランダで8日、世界最大級とされる洋上風力発電所が操業を開始した。北海(North Sea)沖で150基の風力タービンが稼働している。 オランダ北沿岸部の沖合約85キロの風力発電事業ジェミニ(Gemini)は、今後15年間にわたって約150万人のエネルギー需要を満たしていくことになる。 運営会社などによると、ジェミニはフル稼働の状態で約600メガワットの電力を生み出すことが可能で、オランダ国内のおよそ78万5000世帯への電力供給をこの再生可能エネルギーで支えることになる。ジェミニはさらに、国内の再生可能エネルギーによる電力供給量全体の約13%、風力発電においては約25%を賄う予定だという。 オランダ経済省が発表した2016年の報告書