おいしそうな料理を目の前にしたとき、現代の日本には「食べる」以前に「撮る」か否かの選択肢がある。すっかり普及しきったスマホを使い、人々は日常生活のログとして、あるいはささやかな自慢のストックとして、料理を写真に収めてアップロードする。 しかし、そんな写真が他人の目に、まったくおいしそうに映らなかったとしたらどうだろう。実際、SNSでは率直に言って「まずそう」な、いわゆる“メシマズ”写真を見かけることがある。ひょっとしたら自分の写真も、「まずそう」と思われているかもしれない。 一体どうすれば、スマホで「おいしそう」な写真が撮影できるのか。フリー写真素材サイト『PAKUTASO』を運営するカメラマンのすしぱくさんに、“メシマズ”写真の実例を用いながら、スマホの料理写真撮影のコツを解説してもらった。 そもそも「料理の写真」は一番難しい ――スマホで料理の写真をおいしそうに撮るには、どうすればいい