世界中に航空機メーカーを前身とする自動車メーカーは数多く存在する。しかし、その航空機メーカーとしての存在感や歴史もいまだに相当の大きなアピールポイントとなっており、またそうでなければ今のすべてはありえないというほど、ストーリーとしての必然性と連続的な関係という点で、スバルほど強烈にクルマ作りにもその影が見え隠れするブランドも少ないだろう。 『オートモビルカウンシル2016』の会場を歩いてきて、“航空機メーカーが自動車メーカーになった”というより、“航空機メーカーだからこそ作ることができたクルマたち”そんなメッセージを、今改めて認識することができるのがスバルブースだった。 ここでは、新型「インプレッサ」をはじめ、スバル「1000」や空冷星型エンジン「栄」が展示されており、スバルの歴史を感じることができた。 スバルの前身は1917年創業の中島飛行機。2017年、その創立から100周年を数える。