現代社会は、日々、生産性の向上が求められている。しかし同時に、新しい何かを生み出す「創造性」もビジネスパーソンに不可欠である。本連載は、新たな価値を提供し続けるトップクリエイターに、創作の過程で不変とするルールを語ってもらうことで、その源泉を探る。第2回はパティシエの辻口博啓氏が登場。(写真/鈴木愛子、編集協力/加藤年男)※ 辻口氏の「辻」の漢字表記は一点しんにょうです。 連載「ひらめきのしくみ〜これだけは変わらない私のルール〜」の記事一覧はこちら。 〈和〉をもって世界を制す 辻口博啓(つじぐち・ひろのぶ) パティシエ 1967年、石川県で和菓子屋の長男に生まれる。 18才の頃より都内のフランス菓子店及びフランスで修行を重ねる。クープ・ド・モンドをはじめ世界大会に日本代表として出場し、数々の優勝経験を持つ。サロン・デュ・ショコラ・パリで発表されるショコラ品評会においては、 2013年~20