クロアチアのクテレボ村で、ヒグマの保護施設を立ち上げたイバン・ツルンコビッチパベルカさん(2017年10月16日撮影)。(c)AFP 【1月2日 AFP】孤児になったり、親に置き去りにされたり、いじめられたりして野生で生き延びるすべをなくした若いヒグマたちのための「新しい家」が、クロアチア中部の風光明媚(めいび)な村にある。 「母親を失うなどして1匹では大自然の中でどうにもならなくなったクマの赤ちゃんたちに、避難先をつくるのが目的だった」と、クテレボ(Kuterevo)村のヒグマ保護施設を2002年に立ち上げたイバン・ツルンコビッチパベルカ(Ivan Crnkovic-Pavenka)さん(71)は話す。 欧州南東部に生息するヒグマは約1000頭。中でも、森林が広がるクロアチアのゴランスカ郡(Gorski Kotar)とリカ(Lika)に多い。だが、クロアチアではヒグマの保護区域内でも、毎