乳幼児が親に抱かれるなどして自転車に乗っていて事故に遭い、けがをしたケースが、この5年間に全国で少なくとも40件発生し、このうち4分の1近くで赤ちゃんが頭の骨を折るなどの大けがをしていたことが、消費者庁の調査でわかりました。実際にはさらに多くの事故が起きていると見られ、専門家は「もっと多くの人が危険性を認識すべきだ」と話しています。 その結果、事故はことし7月までの5年余りで40件起きていて、このうち4分の1近い9件では、1歳未満の赤ちゃんが頭の骨を折ったり、親の下敷きになって脳挫傷を負ったりするなどの大けがをしていました。 事故にあったのは0歳から3歳までの乳幼児で、ほとんどは親に抱かれた状態でしたが、今回の結果は30の医療機関が治療にあたったケースの合計で、実際の事故の件数はさらに多いと見られています。 実際、今回の数字に含まれていない事故でも、ことし5月に東京で自転車に乗っていた母親