ドイツ、アルフレッド・ウェゲナー研究所のマーカス・レックス氏が、南洋の上空に未知の気象現象が生じているのを発見した。熱帯の西太平洋に自然的要因によって形成された、肉眼では見えない数千キロの大気の穴が開いていたのである。 この巨大な大気の穴は、まるで巨大なエレベーターのような働きをし、地上で排出された大量の汚染物質などを大気のフィルターを通さずに直接成層圏に運んでしまっているのだ。汚染物質が成層圏にキャトルミューティレーションされているようなものだ。 この現象により、オゾン層の破壊がさらに進み、地球全体の将来的な気候に大きな影響を与えることになるのではと懸念されている。特に、最近深刻化している南東アジア地域の大気汚染が地球全体に広がってしまうと大変なことになる。 この画像を大きなサイズで見る レックス氏は「空は非常に複雑な層が積み重なってできている。特に地上に近い大気層は、何千何万もの化学物
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