明治、マーガリンの成分見直し 市場回復へトランス脂肪酸削減:消費者の不安解消へ(1/2 ページ) マーガリンなどに含まれる物質「トランス脂肪酸」。これについて、ネット上などで「危険な化学物質だ」「心身に悪影響をもたらす」――といった悪評を見聞きしたことのある人は多いだろう。 トランス脂肪酸は、過剰に摂取した場合は心臓病のリスクを高める可能性が指摘されている。米食品医薬品局(FDA)は今年6月から、この物質を多く含む原材料「部分水素添加油脂」の使用を禁止する。 一方、日本人のトランス脂肪酸の平均摂取量は、米国の約8分の1に相当する0.7グラム/日。健康に影響を及ぼすラインを大幅に下回っているため、日本政府は特段の規制を設けていない。 しかし一連の悪評は、2000年代前半に欧米から日本に伝わり、拡散を続けている。消費者のマーガリンに対するマイナスイメージも定着し、国内市場は縮小の一途をたどって
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