「からし焼き」という東京のご当地グルメをご存知だろうか? ネーミングだけ聞けば、たっぷりのマスタードで肉や野菜を炒めたものを想像するかもしれない。でも実際は、豚肉を大量のニンニクとショウガで炒めた、スタミナ満点のパワフル料理なのだ。 しかも東京23区の北区、十条界隈で発祥し、ほぼそのエリア限定で親しまれているご当地グルメである。 東京にそんなローカルな食べ物が存在するのか? そもそもなんで「からし」なのか? その実態に迫るべく、前回「渋谷に根付いた兆楽ルースチャーハン」を探求した、町中華探検隊の下関マグロと半澤則吉、そして私「板橋しっとりチャーハン」の刈部山本で、元祖からし焼きの「とん八」へ向かうことに。 www.hotpepper.jp からし焼き御三家、とん八・大番・みとめ JR東十条駅北口の東側から徒歩1分足らず、とん八の前に着くと、二代目ご主人伊藤尚人さんが出迎えてくださった。 ▲