人気スマートフォンゲーム、ポケモンGOの配信後、「歩きスマホ」の歩行者が3倍に急増――。筑波大医学医療系の徳田克己教授(バリアフリー論)らの研究グループの調査でそんな実態が明らかになった。 研究グループは、歩きスマホの危険性などを実証しようと2006年以降、国内外で歩行者に占める歩きスマホの割合などを定点調査している。今回の調査はポケモンGOの配信開始翌日の23日に東京・秋葉原で実施。①JR秋葉原駅の出入り口付近②駅周辺の横断歩道2カ所③駅プラットホーム――の3地点でそれぞれ30分間調べた。 その結果、①では歩行者1421人中342人が歩きスマホで、24・1%を占めた。昨年7月12日に同じ場所で実施した調査では7・3%で、割合は3倍超になった。②では19・3%(昨年7月12日は6・7%)、③では18・9%(同12・8%)だった。 調査では、数人の仲間が横に並… この記事は有料会員記事です。
<「死体を発見した」「立ち入り禁止区域に入り込んだ」など、各国で社会問題を引き起こしているポケモンGOだが、これはまさに日本で以前から問題視されてきた「歩きスマホ」の危険性と隣り合わせのゲームではないか。歩きスマホ状態で他人にケガを負わせれば、賠償金を支払わなければならなくなる。それでもあなたはポケモンGOをプレイしますか?> 携帯電話やスマートフォンを操作しながら路上を歩行する、いわゆる「歩きスマホ」「ながらスマホ」が社会問題になっている。前方をほとんど見ない状態で歩くので、何かにつまずいたり、駅のホームから落ちたり、他の歩行者とぶつかったりする危険性があるからだ。 歩きスマホ状態の歩行者が、他人にぶつかってケガを負わせれば、それは実質的に「歩道上の交通事故」として認識すべきだと考えられる。 【参考記事】スマホが人間をダメにする たしかに自動車の交通事故と違い、警察に報告する義務まではな
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