「日本一の秘境駅」小幌。地元・豊浦町が維持費用を負担し廃止を逃れ、「ふるさと納税」制度で同駅を支援する仕組みも整えられましたが、単に「日本一」を観光地にするのが目的ではありませんでした。ある矛盾による「悩み」も見えてきます。 謝礼品は「日本一の秘境駅小幌写真立て」 北海道豊浦町は、同町内にある秘境駅「小幌」の存続のため、「ふるさと納税」制度による寄付金を募集しています。 「日本一の秘境駅」として知られる小幌駅。周囲に人家は無く、鉄道以外のアクセス手段も事実上、無い(写真出典:豊浦町)。 「ふるさと納税」は納税者が用途を指定できる場合があります。豊浦町では4つの選択肢があり、1番目が「日本一の秘境駅『小幌駅』の存続応援基金」です。ちなみに2番目が「第一次産業の振興、生活環境の整備、健康及び生きがいづくり福祉の推進に関する事業」、3番目が「教育、文化及びスポーツの振興に関する事業」、4番目は「