【6月26日 CNS】中国四川(Suchuan)省卧龍(Wolong)国家保護区管理局は、卧龍保護区に生息するユキヒョウの野外調査による最新データを公表した。 赤外線サーモカメラで撮影されたユキヒョウの動画や写真から、保護区内にある銭梁山(Qianliangshan)観測所(海抜4000~5700メートル)の120平方キロメートルの範囲で、9頭以上が確認されている。中国全地域の分布密度は、100平方キロメートル内で0.5~0.6頭と言われているなかで、卧龍保護区で大規模にユキヒョウが生息していることがわかる。 銭梁山ユキヒョウ観測所は標高が高く、万年雪が積もり寒く険しい。人間が容易に行けない場所でもあるため、ユキヒョウが生息する環境としては理想の場所だ。 赤外線サーモカメラのチェックや回収作業を行う野外調査隊員にとっては、その苦労は尋常ではなかっただろう。 7か月前、卧龍保護区の野外調査員