お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』が、第153回芥川賞に決定した。新進作家における純文学の最高峰で、お笑いタレントが快挙を果たした。 16日、東京・築地の料亭「新喜楽」で会見を行った選考委員の作家・山田詠美氏は、最初の投票で最高点だったのが『火花』だったが、2回目の投票で『スクラップ・アンド・ビルド』と同点だったため、W受賞となった経緯を説明。『火花』の内容については「欠点も多々あるが、なにか強いものを感じた。主人公と先輩との関係のまさに"火花"が走るような関係が良く出ていた」と講評した。また、「1行1行にとてもコストがかかっている感じがしたという意見もあった」という評価があったことも明かした。 又吉は、芥川龍之介の小説との出会いが、読書にのめり込むきっかけであることを明かしており、好きな作家にも必ず芥川の名前を挙げている。三島由紀夫賞では惜しくも受賞を逃したが、敬愛する作家を冠
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