中国・貴州省の平塘県で建設が進められていた世界最大の電波望遠鏡「FAST (Five-hundred-meter Aperture Spherical Telescope)」が3日、完成したそうだ(Xinhua News、The Verge、The Next Web、ハフィントンポスト)。 FASTの球面反射面は直径500メートル。サッカーフィールド30個分に相当する広さだという。現在最大となっているプエルトリコ・アレシボ天文台の電波望遠鏡(直径300メートル)を大幅に上回る大きさだ。3日は工事関係者や専門家、SFファンなど300人が完成を見守ったそうだ。FASTプロジェクトは2011年に開始され、12億人民元(約182億円)をかけて建設されたという。 今後、FASTは調整やテスト観測などを経て9月に運用を開始する予定だ。さらなる調整が続けられる完成後2~3年は中国の科学者が初期の調査のた