食品にさまざまな風味を与え、おいしさを演出するフレーバー(食品香料)が、科学・技術の進歩とともに進化している。見た目は透明な水なのに果物や野菜の味がするフレーバーウォーターや、まるで焼肉を食べているような香りやコクを感じるスナック菓子など、フレーバーによる驚きの食品が次々に登場している。 考え抜かれた香りが食品の魅力を引き出す さわやかな果汁の香りがするサイダー。フルーツ味のシャーベット。甘い香りの焼き菓子。どれもおやつの定番だが、もしも香りがなかったら、その美味しさを感じることはできないだろう。 香ばしい菓子に、ついつい手が伸びるのは、食欲をそそる風味があるからこそ。風邪をひいて鼻が詰まったときの食事は美味しく感じられないように、食品の香りは、味や舌ざわりとともに、美味しさを構成する重要な要素である。 また、香りは食品から情報を得るための重要な要素でもある。例えば、食品から不快な臭いがす
![「のどごし」をつくるのは「香り」だった! ここまで進化している食品フレーバーの世界 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/be319b455a580e360227e94ac2ddcc5cfa17a6db/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F9%2Fb%2F1200mw%2Fimg_9bb0dde94c84efd85d2d4472cc85ce8246929.jpg)