2015年4月、スタートアップ界に流れたニュースは衝撃的だった。「Slackが評価額28億ドルで、1億6000万ドルを調達」。およそ1年半前にサービスローンチしたSlackは世界中で急速に普及しているビジネスチャットツールで、メールに取って代わる存在になると予想されている。短期間で、これだけ急成長するサービスはシリコンバレーでも数少ない。Slackの急成長の理由や今後の展開について、共同創業者でCTOのHenderson氏にインタビューした。 メールをレガシーに追いやる ―Slackはメールに取って代わるコミュニケーションツールだと言われていますね。どんな点が優れているんですか。 Slackはオンラインのビジネスチャットツール。社内で簡単にメッセージやファイルのやり取りができ、チームの生産性を高めます。メールとの違いをいくつか挙げると、まずリアルタイムかつ簡単にコミュニケーションできる点。
