新学期・新社会人生活がスタートする季節になりました。新しい人間関係を築く場面で、慣れないお酒に接する機会が増える方も多いのではないでしょうか? 東京消防庁の調べでは、年間を通して急性アルコール中毒で救急搬送される人は、年齢層別で圧倒的に20代の若者が多いことが明らかになっています。摂取量によっては命の危険を招くことがあるアルコール。 同シリーズでは、東京アルコール医療総合センターのセンター長で、アルコール依存症の問題に取り組んでおられる医師の垣渕洋一先生に、「アルコールとの正しい付き合い方」についてうかがっていきます。 第1回目は、アルコールに関する基本知識から。一般に嗜好品として認知されているお酒ですが、医学的に見ればレッキとした「薬」です。作用も副作用もあります。なので、使い方を間違えると、死に至る危険がある「化学物質」だということを解説いただきました。 気持ちよくなれる「ほろ酔い」が