Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2017-01-10 12:32 Googleが「Android」の危険な脆弱性を修正した。この脆弱性を悪用すると、攻撃者は「Nexus」端末をカスタムブートモードで再起動して、監視やリモート攻撃を行うことができる。 具体的には、Googleの1月のAndroidセキュリティアップデートの一部として修正されたこの脆弱性(「CVE-2016-8467」)を悪用することで、サイバー攻撃者はPCマルウェアや悪質な充電器を使って「Nexus 6」や「Nexus 6P」を再起動し、特別なブート構成(ブートモード)を実装することができた。このブート構成はAndroidに対し、さまざまなUSBインターフェースを追加で有効にするよう指示する。 IBMのX-Forceアプリケーションセキュリティリサーチチームの
多くのデバイスで、初期化後も個人情報を復元できることが研究から明らかになった。 工場出荷時の設定にリセットすれば端末からすべてのデータが消去されると思われがちだが、古いバージョンの「Android」を搭載している5億台ものスマートフォンでは、GoogleやFacebookのアカウントの詳細、およびSMSやメールの内容などのデータがまだ残っている可能性がある。 ケンブリッジ大学のセキュリティ研究者Laurent Simon氏とRoss Anderson氏は、英国のeBayや携帯電話のリサイクル会社が販売したサムスン、HTC、LG、Motorola、GoogleのAndroid端末21台をテストした。テスト対象となった端末のOSは「Android 2.3.x」(開発コード名:「Gingerbread」)から「Android 4.3」(開発コード名:「Ice Cream Sandwich」)まで
全世界で5億人以上が利用しているメッセージ・アプリ「LINE」に深刻なセキュリティ脆弱性が存在していたことが判った。この脆弱性を悪意ある攻撃者に突かれると、利用者のスマートフォンに保存されているLINE内のトーク履歴や写真、友達リストなどを外部から不正に抜き出されたり、改竄される恐れがある。LINEは3月4日に、この脆弱性を修正したバージョンを緊急リリースしている。利用者は自身のアプリが最新版にアップデートされているかどうかを至急確認したほうがいいだろう。 この脆弱性はサイバーセキュリティ・ラボのスプラウト(本記事掲載の『サイバーインシデント・レポート』発行元)が発見し、1月30日にソフトウェア等の脆弱性情報を取り扱うIPA(独立行政法人情報処理推進機構)に報告したものだ。IPAから2月2日に脆弱性の通知を受けたLINEは、2月12日に脆弱性の一部についてサーバー側で対策。3月4日のアップ
Rapid7の研究者によると、GoogleはAndroid 4.3(Jelly Bean)までのバージョンについて、WebViewの脆弱性修正パッチの提供を打ち切った。 世界でまだ9億台あまりの端末に搭載されている旧バージョンのAndroidについて、米Googleが脆弱性を修正するパッチの提供を打ち切っていたことが分かったという。脆弱性検証ツール「Metasploit」を手掛けるRapid7の研究者が1月12日のブログで伝えた。 それによると、Googleは最近まで、Android 4.3(Jelly Bean)の脆弱性について報告を受けると迅速に対応していた。ところが、このほど新たに4.4よりも前のバージョンのWebViewの脆弱性を報告したところ、Googleのインシデント対応担当者からメールで「もし影響を受けるのが4.4よりも前のバージョンであれば、我々は一般的に、自らパッチを開発
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