独電機大手シーメンスは16日、火力発電所向けの発電機を手がける部門を中心に、世界中で計6900人を削減すると発表した。再生可能エネルギーへの移行が進む中、火力発電向け事業を大幅に見直す。 削減人数全体のうち約6100人が火力発電機を担当する部門。地域別では半数がドイツで、ドイツ国内の2拠点は閉鎖する。電力会社が太陽光や風力による発電にシフトする中、火力発電所に使われるタービンの受注が減っていた。シーメンスは、社内に約3200人分のポストが空いているとして、削減対象となる従業員を可能な限り配置転換すると説明している。(寺西和男)
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