最近「品不足」のニュースを見る機会が増えた。それは給湯器だったりゲーム機だったりiPadだったりプリンターだったりするけれど、デジタルカメラもその1つだ。あるカメラ専門店の方に話を聞くと「カメラ・レンズともに供給不足は深刻です」という。 ある製品が品薄になる時、実はかなり前から一部部品の供給が滞っていて、生産が間に合わなくなるというケースが多い。けれども部品不足が末端の消費者に影響を与えるまでのタイムラグは何カ月もあるわけで、その間に部品をやり繰りしたり、代替品を探したりして対策が進むことも多い。しかしコロナ禍で起きた今回の品不足は根が深そうだ。 何より驚いたのはソニーの件。 11月19日に「α7IIシリーズ、α6400ボディ、α6100(ブラック)」の受注を一時停止するというリリースが出た。 理由は「世界的な半導体不足などの影響」。ソニーになぜこの機種なのか尋ねたところ「需要と生産状況の
キヤノンの米国法人は4月29日、同社製カメラをウェブカムとして利用できるようにするツール「EOS Webcam Utility Beta Software」を配布すると発表した。 ANNOUNCEMENT: New #Canon U.S.A., Inc. Software Solution Allows Select EOS Interchangeable Lens Cameras to Function as High-Quality USB Webcam Read more: https://t.co/P1glg7P4RC — Canon USA Corp. (@CanonUSA) April 28, 2020 基本的にビデオ会議などはPC内蔵のウェブカムを使うケースが多いが、画質が低い場合がほとんど。このツールにより、フルサイズ・APS-Cセンサーを搭載したレンズ交換式カメラ「EOS
ニコンの超弩級望遠シリーズの新作がきたのである。 83倍ズームの「P900」で人々の度肝を抜き、125倍ズームの「P1000」で人々を唖然(あぜん)とさせたニコン。究極の超弩級ズームカメラとなったのだけど、P1000はスゴすぎて大きくて重くて10万円を超えてしまってツラいので、P900直系の後継機が出ないかなと思っていたのはわたしだけではありますまい。 その答えが「COOLPIX P950」なのだ。 レンズは83倍……具体的にいうと35mm判換算で24-2000mm。2000mm相当の超絶望遠である。600mmくらいならピンとくるけど、1000mmを越えちゃうともう異次元って感じ。 実焦点距離でいっても4.3-357mmなのだ。 2000mmあればここまでデカく撮れる
2019年。ますますデジカメが売れなくなったといわれた1年ではあったけど、発売された機種の数を数えてみると、前年よりちょっと増えてるのだよね。コンパクトデジカメは減ってミラーレス一眼が増えてる。各社がそこに活路を見いだしてるのは確かだ。 というのはさておき、今年のカメラで印象的だったのは「すごいカメラ」と「ヘンなカメラ」が目立ったこと。 完成度は高くてすごくいいんだけど強い個性がないカメラが埋もれちゃってもったいなさすぎるというくらい、印象的なカメラがいっぱい出てきたのである。 画質がスゴかった系 スゴい系の筆頭はなんといっても富士フイルムの「GFX100」。35mmフルサイズより一回り大きなイメージセンサーを搭載して1億画素である。画素数を増やすのみならず、ボディ内手ブレ補正まで搭載して「1億画素で中判で手持ちでスナップを撮れる」という怖ろしいカメラだったのだ。 これはスゴい。このクラス
ソニーは7月16日(米国時間)、フルサイズのミラーレス一眼カメラ「α7R IV」を発表した。約6100万画素のイメージセンサーを搭載する。米国での価格は3500ドルで、9月に発売する。日本への投入は未定。 α7R IVは、ソニーが2017年11月に発売した「α7R III」の後継機種。「III」は約4240万画素だったが、「IV」はさらに高画素化し約6100万画素を実現。イメージセンサーはソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」。ニコン「D850」やキヤノン「5Ds R」、パナソニック「S1R」など他社の高画素機を抜き、フルサイズ機では最高画素数となる。画素数が多いため、APS-Cサイズにクロップしても約2620万画素の写真を撮影できる。
せっかく改元の機会なのだから、昔話でもしようかと思ってしまったのである。 カシオが元祖コンデジともいえる「QV-10」を出したのが平成6年なんだけど、話はもうちょっと遡って1992年から。平成4年ですな。 この年、何があったか。コダックが「PhotoCD」を始めたのである。 平成4年(1992年):PhotoCD PhotoCD……これ知ってる人はかなり昔から写真のデジタル化に手を出してた人くらいじゃなかろうか。 現像したフィルムをCDに焼いてくれるサービス。 CD-ROM1枚につき写真100枚。 値段は覚えてないけど、1枚フルに写真を詰め込むと1万円くらいかかったんじゃなかろうか。「高いなあ」と思った記憶ある。 これがスゴかったのが、写真の解像度。サムネイルサイズからプリント用まで写真1枚につき5種類の解像度で記録してくれたんだが、最高解像度が「3072×2048ピクセル」、画素数でいう
ニコン、リコー、キヤノン、ソニーに聞く「ライバル社の製品、どう思ってます?」 :ガジェットメーカーさんいらっしゃい!2019.04.26 21:00253,173 三浦一紀 伏せ字も覚悟していました。 日々、いろいろなガジェットを触っては、あーだこーだ語っているギズモード編集部。 ココがいい、ココが悪いなんてことを好き勝手に言っているわけですが、「メーカーさん自身は自社製品の魅力をどう考えているの?」「ライバル社の製品についてどう思っている?」そんな疑問が湧いてきたわけです。ギズモードの記事に対しても「ちょっと、そこは違うんじゃないの?」なんて意見があるかもしれない。 そこで思いついた企画が「ガジェットメーカーさんいらっしゃい!」です。 ガジェットメーカーの中の人をお呼びして、ざっくばらんに自社製品や他社製品のこと、ギズモードに対しての不平不満などを語っていただこうという、戦々恐々な企画と
フィルムカメラの時代から、高性能なレンズや高品位なボディで人気の高かったリコーのGRシリーズ。それは“高級コンパクトカメラ”の先駆け的な存在であった。デジタルカメラの時代になっても、プロユースにも堪え得る高画質と、スナップシューティングに最適な小型軽量ボディを両立したGRシリーズは、他のコンパクトデジカメとは一線を画する存在感を示してきた。 3月に発売されたばかりのGRシリーズ最新モデル「GR III」。実売価格は12万390円。内蔵フラッシュは非搭載になったが、ボディの幅はフラッシュ内蔵のGR IIよりも7.6mm短い109.4mmに。これは1.7型センサー機のGR DIGITAL IVとほとんど変わらない幅(差は1mm以下)である。 今回紹介する「リコー GR III」は、GRシリーズの基本コンセプトを継承しながらも、前モデルのGR IIからレンズやイメージセンサー、画像処理エンジンと
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