日本では昨年7月に販売開始。2万5920円(税込)という高価格ながら、ナイキの公式通販サイトでも「在庫なし」の状態が続いている。ネットでは倍ほどの価格での転売も 今年も正月のお茶の間を盛り上げた箱根駅伝。陸上関係者の間では、学生たちの熱い走りはもちろん、実は彼らの足元も大きな注目を集めていた――。 これまでの長距離界では、トップ選手用のシューズのソールは薄ければ薄いほどよいとされていた。ところが今大会では、多数の選手が初心者ランナー向けとも見える厚底のシューズを履いていたからだ。その秘密に迫る。 ■厚いソールの内部にはカーボン製プレートが 駅伝ファンの間でその厚底シューズが話題になったのは、昨年10月の出雲駅伝でのこと。優勝した東海大学と、4区までトップ争いをした東洋大学の主力選手たちが、こぞって見慣れぬ厚底シューズを履いて走っていたからだ。 その正体は大手スポーツメーカー、ナイキの「ズー
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