ゲームファンであれば誰でも一度ぐらいは、「工画堂スタジオ(以下、工画堂)」という社名を聞いたことがあるはずだ。だが人によって、あるいは世代によって、工画堂がどんな会社なのかというイメージは、大きく異なっているのではないだろうか。 1980〜90年代にリリースされた工画堂のパソコンゲームを遊んでいた人なら、『シュヴァルツシルト』シリーズや『パワードール』シリーズといった、比較的硬派なゲームを作っている会社として記憶されているだろう。 (画像はパワードール | 配信ゲーム | プロジェクトEGGより) だが、2000年代以降のパソコンゲームを知っている人にとっては、工画堂は『リトル・ウィッチ パルフェ』や『エンジェリック・コンサート』、さらには『蒼い海のトリスティア』といった、美少女キャラクターゲームを作っている会社という印象が残っているかもしれない。 (画像は♪ エンジェリック・コンサート~