まずは、次の写真を見て欲しい。ソニー、松下電器産業、東芝のブースで行われている、低ビットレートでのハイビジョン映像のデモ画面だ。これらは、各社の最新のレコーダー(東芝のみ参考出品モデル)に搭載されているH.264エンコーダー/トランスコーダーの能力を示すデモで、TSでの映像と、エンコーダー/トランスコーダーを通したものとが並べて表示されている。 左がTSで右がH.264で圧縮された映像 東芝のデモでは4Mps、松下電器産業のブースでは5.7Mbps、ソニーのブースでは6Mbpsでそれぞれ圧縮した映像が使用されている。それぞれの映像は、単独で見れば、決して悪いというものではない。 ただし、TSの映像とH.264の映像とでは、色味に違いが出てきているのが各社各様に確認できる。また、これは、録画したものを再生する際には関係はないのだが、エンコーダー/トランスコーダーを通したものと、TSの映像とで