鳩山由紀夫首相は28日、衆院本会議の代表質問で、自民党の谷垣禎一総裁との初対決に臨んだ。民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)が達成できなければ「当然、政治家としての責任は取る」と明言。政治献金問題では「捜査に全面的に協力する」、日本郵政人事では「暴走だとは思っていない」と語った。谷垣氏が繰り出す質問には「あなた方に言われたくない」と切り返し、政治主導の論戦の火ぶたを切った。 「普天間の移設問題で、今まで10年以上結論を出さなかったのは、どの政権か」 「成長戦略も財政健全化のビジョンもないと言うが、あなた方に言われたくない。こんな財政にしたのは誰だ」 谷垣氏の質問に対して、首相は「目には目を、歯には歯を」といった調子で大声で切り返した。その都度、本会議場の3分の2近くを占める与党席から大きな拍手と歓声が上がり、野党席のブーイングはかき消されがちだった。 ただ、あえて声を大きくせざる