数回にわたり、SIP関連を書いてきたので、少し方向を替えてみることとしたい。今回はインメモリーデータベース。 通信ソフトウェアの分野でもインメモリーデータベースを利用する機会が増えている。数年前まで、通信ソフトウェアと言うと専用ハード、専用OS上で開発してきたので、通信ソフトウェア分野の技術者は汎用データベースとは無縁だったのだが、汎用サーバ上でソフトを作るようになり、市販のインメモリーデータベースを使えるようになったのである。 簡単にデータ構造を定義できて、アクセス方法もSQLでいいのだが、いくつかの製品を試したがどうもしっくりこないようだ。例えば、既存の交換機能と同等のことをやりたいと思ってもインメモリーデータベースの機能でうまく代替できない場合がある。既存交換機の再開機能では再開レベルが何段階かになったおり、どこまでの再開レベルでどのデータが正しいはずで、どこからのデータが信用できな
Chapter3.DP9の本番カットオーバー、そして安定稼動までの地獄の3ヶ月 その後、何だかんだといろいろな問題をクリアして、やっと本番を迎える日、月曜日からのシステム稼動に向けて前日の日曜日から、客先である証券会社の本店のディーリングルームで最後のテストを完了しても、心配性の営業部長から「鈴木、悪いけどこのまま明日の本番の待機のためにこのまま居てくれ」と言われ、私服姿なので、せめて着替えに帰らせてほしいと言うと「月曜日の株式売買の後場が終了する月曜日の午後3時までだから、それまでマシン室から出なくていい、そのまま待機してくれ」と執拗に頼まれ、結局、私服のまま客先のマシンルームで、本番初日まで待機する羽目となりました。 Bugの改修やバージョンアップのため、平日は開発作業を行い、週末は客先での徹夜の環境構築と最終システムテストを行い、毎週日曜の深夜に翌週に向けてのリリース判定会議を行い
NGOSSは、通信事業者の生産性向上を実現するため、ビジネスプロセスの自動化を実現するOSS/BSSを構築するガイドラインとして、(1)ビジネスプロセス、(2)情報モデル、(3)システム統合方式、(4)アプリケーションコンポーネント、に関する再利用可能なノウハウを集大成したものである。 これらは、それぞれ (1) eTOM (Enhanced Telecom Operation Map)、(2) SID (Shared Information Model)、(3)TNA (Technology-Neutral Architecture)、そして(4) TAM (Telecom Application Map)、という4つのフレームワークによって表現される。 なお、4つ目のTAMは比較的新しいもので、研究途上とのことである(本件に疎遠だった私は昨年9月のTMF東京セミナーで初めて知った)。
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