最近、多くの企業が、自律的に動ける人材を求めるようになっています。ビジネスにおいて仕事の専門性が増したり、環境変化のスピードが速くなったり、より細やかな対応が求められるようになると、現場の一人ひとりが自分で考えて、自律的に動ける組織の方が望ましいことは容易に想像できます。これまでの日本企業が強みとしてきた、統制のとれた、計画をしっかりと実現できる組織で求められてきた従業員のイメージとは、ずいぶん異なるといえるでしょう。 そこで、「自律的に動く」とはどういう現象であるのか、またどのようにすれば人は自律的に動くようになるのか、などについて、関連する心理学の知見を参考に考えてみます。 目標意図と実行意図 人が「自律的に動く」という現象は、大きく2つの要素に分解して考えることが可能です。Gollwitzerは、ある目標や目的に向けて人が行動を起こすときには「目標意図(goal intention)
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