組込み機器の情報セキュリティの対応に対するモチベーションがなかなか上がらない。誰のために何のためにやっているんだろうと自問自答し,さらに,どこまでやればいいのか見当が付かないためやる気が起こらない。 そもそも,悪意を持ったハッカーなんかが居なければ,セキュリティ対策なんてしなくてよかったのではないか。5月に世界中で蔓延したランサムウェアのWannaCry は米国家安全保障局(NSA)から流出した Windows の脆弱性 EternalBlue を使ったものと言われている。 EternalBlue は流出するまで,諜報機関により米国の監視活動に利用されていたらしい。アメリカは脆弱性の元を作っておきながら,米国に機器を売る者に対しては情報セキュリティのハードルを世界最高の水準に上げている。本当に迷惑な話だ。 こんなことだから情報セキュリティの取り組みにはやる気が起きない。しようがないので,次