小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントで健康被害が相次いでいる問題で、武見厚生労働大臣は28日、サプリメントとの関連が疑われる死者が、新たに76人に上っていると明らかにしました。 武見大臣は、「小林製薬の判断により死亡者数の報告をしなかったことは、極めて遺憾であると考えております」とも述べました。 武見厚労大臣は、午後2時半からの会見で、小林製薬の「紅麹」の原料を使ったサプリメントを摂取後に死亡したと遺族から会社に相談があり、サプリメントとの関連が疑われる死者が、新たに76人いると明らかにしました。 死亡に関する遺族からの相談は170件に上りましたが、実際に食べていなかったケースなどもあったということです。 小林製薬はこれまで厚労省に死者数は5人と報告していて、武見大臣は、「小林製薬の判断で死亡者数の報告をしなかったことは、極めて遺憾だ」と小林製薬を強く批判しました。
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